日本

学び

【教育格差】少子化の問題をつきつめると日本はどこへいくのか予測不能

少子化の問題は日本が抱えている大きな課題です。その原因はどこにあるのか。一言では説明できません。女性の社会進出にともなう晩婚化なども理由の1つでしょう。しかしそれ以上に問題なのは、教育費の高騰なのです。

【桜が創った日本】視点を反転させてみたら桜が人間を操る構図が明らかに

日本の風土に桜の花は見事にマッチしていますね。しかしその品種の80%がソメイヨシノだというのも驚きです。第2次世界大戦の後、急激に増えました。接ぎ木や挿し木でないと、植えられないという厄介な品種なのです。なぜこんなにふえたのでしょうか。
学び

【学問と世間】欧米に依存しすぎた日本のシステムを根本から考える

日本のシステムは明治時代に欧米を見習って作り上げられました。しかしその本質を十分に理解した末のものではありません。俄か仕立ての建築物でした。それだけにあちこちに誇ろひが出ています。学問の世界においても顕著なのです。

【阿倍仲麻呂の歌・土佐日記】日本に帰ることができなかった文人の望郷心

阿倍仲麻呂といえば、遣唐使の時代の人です。その人が詠んだ歌をになぜ紀貫之は『土佐日記』ら載せたのか。その秘密がわかれば、この話はなかなか味のある内容になります。当時の船旅のつらさを想像することが大切ですね。

【日本文化私観・坂口安吾】魂を揺り動かす日本の美とはどのようなものか

坂口安吾は小説家です。と同時に彼のエッセイ『堕落論』『日本文化私観』はユニークであり、多くの人に詠まれてきました。ここではその中心的な日本の美について、筆者の論点をともに考えてみましょう。

【漫罵・北村透谷】日本の開化は内なる革命でなく移動にすぎなかった

明治の文人、北村透谷の『漫罵』を読みます。彼が何を批判しようとしているのかということを、しっかりと掴み取ってください。夏目漱石の文明開化論と似た性質を持っています。明治維新が表層的な文化の移動に過ぎなかったというのです。
学び

【劇場型と博物館型】二項対立の構図を利用し西洋と日本の家を考える

二項対立の図式を利用して、西洋と日本の家の違いを考えてみましょう。これは文化の底に流れる大きな違いです。よく言われるのが劇場型と博物館型の違いです。日本の家は元々、意味をもっていません。そこに何を置くかで部屋が大きく変化するのです。
小論文

【小論文・夫婦別姓】日本だけが夫婦同姓の制度を持つという厳粛な現実

選択的夫婦別姓の議論が起こってからかなりの時間が経ちました。いまだに決着がつきません。世界で今や日本だけが同姓婚の国なのです。制度で定まっています。そのことの是非を論じる小論文もあります。この機会に何が1番の問題であるのかを考えてください。
学び

【女性の高学歴化と少子化社会】出生率の低下が日本の未来を左右する

日本の少子化は止まりません。ついに年間80万人の出生が達成できませんでした。団塊の世代の3分の1です。このままでいくと、屋かで日本の国力はどんどん落ちていくばかりです。なぜこのようなことになってしまつたのか。原因を探ってみましょう。
学び

【姜尚中】異質なものを受け入れる度量が今ほど日本に必要な時はない

姜尚中は政治学者として、様々な発言をしています。その中でも在日二世として、日本人の同質性を強く憂えているのです。グローバルな社会において、いつまでも同じ質を保つということは、一見安全にみえるものの、実はリスクの多い方向なのです。
ノート

【師匠と弟子・落語】日本の芸能に宿る不思議な血縁の世界【破門】

日本の伝統芸能には複雑な師匠と弟子の関係があります。1度入門すると、その関係は一生繋がります。自分から廃業しない限り、ずっとついてまわるのです。落語の世界もまさにそれです。スカウトされて入る世界ではないので、最後は破門という形もあります。
小論文

【小論文・新宿高校】日本は今後どのような雇用形態をとればいいのか

都立新宿高校の推薦入試問題は経済に特化したものが多い傾向にあります。今回は令和3年度の問題を紹介します。日本の企業は今後どのような労働形態をとるべきなのかという喫緊のテーマです。世界市場での戦いは熾烈を極めています。
小論文

【小論文・序列性】社会のタテマエが現実をこじれたものにする【病理】

日本人の病理と題した文を読み、考え方の基本をチェックする問題です。個人の能力の差をあまり認めようとしないのが日本人の傾向です。つまりそこから差別が生まれることを好まないのです。したがって、劣位のものはコンプレックスをもちやすいのです。
ノート

【日本の放浪芸・小沢昭一】飽くなきエネルギーを抱えて国中を歩いた人

日本中を歩いて放浪芸を録音し続けたのが小沢昭一です。俳優というジャンルで語ることができないほど、豊かな質を持っていました。
ノート

【井上ひさし・つかこうへい】日本の演劇を底からくつがえした男たち

日本の演劇に大きな影響を与えた人として、井上ひさしとつかこうへいの名前をあげたいと思います。この2人はそれぞれ作劇の姿勢は異なるものの、人間への愛情に満ち溢れていました。彼らの芝居を見た人の多くが、生きる勇気を手にしたことと思います。
ノート

【漂流日本】スローライフは可能なの?【どう生きればいいのか】

現代を一言で形容するとどの言葉が適当でしょうか。漂流日本と呼ばれることが多くなりました。どこへ向かって進んでいくのかよくわかりません。コロナ禍で非正規社員の雇い止めが進んでいます。この先どこへ向かうのか。誰にも見えなくなっているのです。