奥の細道

【モモ・童話】盗まれた時間の意味を女の子に教えられた【時間泥棒】

ミヒャエル・エンデの童話『モモ』はけっして子供のためだけにある作品ではありません。彼の鋭い視点は自分に向けられたベクトルの矢そのものです。なんのために現在という時間をつぶして生きていこうとするのか。その意味を考えさせる名作です。

【奥の細道・平泉】芭蕉の視線の彼方には杜甫の漢詩・春望が見えた

『奥の細道』の中でも「平泉」はとりわけ表現のみごとな段落です。その理由は背景に杜甫の詩を連想させるからです。「春望」の世界をイメージしながら、この段を読むと、格別の感慨があります。松尾芭蕉は有名な俳句をここでつくりました。

【奥の細道・立石寺】松尾芭蕉が感じた閑かさは蝉しぐれの中にあった

松尾芭蕉は尾花沢から戻り山形県の立石寺に立ち寄りました。『奥の細道』に所収されている俳句の中でも屈指の作品がここで生まれたのです。その経緯をみてみると、俳聖と呼ばれた芭蕉がどれほどに推敲を重ねて、この句が生まれたのかがよくわかります。

【無常迅速・都のつと】遍歴の歌人が残した紀行文には真心が溢れる

遍歴の歌人、宗久が記した紀行文集が『都のつと』です。学校ではほとんど扱うことがありません。挿話の中で無常迅速について語ったところはしみじみとして味わい深いです。原文と現代語訳を載せました。どうぞご一読ください。

【松尾芭蕉・奥の細道】軽みの世界をあくまでも追求した信念の俳人

松尾芭蕉の『奥の細道』は声に出して読む古典です。これほどにリズムのいい紀行文はありません。2400キロの道のりを長い時間かけて歩きました。かつての歌枕を再訪する旅だったのです。深川の芭蕉庵をたったのは元禄2年の春でした。
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