作家

【文学のヒミツ】小説の冒頭と結末について作家は心底苦しむという話

作家は自分の作品の冒頭の書き出しと結末の表現に人一倍苦しむものなのです。みごとに言葉が決まれば、そこから想像力が広がるのです。不思議なメカニズムがあるのを知っているのは、字際に創作をする人だけなのです。創造のもつ理解不能な世界です。

【風の歌を聴け・村上春樹】真に孤独な作家は処女作に向かって進む

村上春樹の処女小説『風の歌を聴け』は不思議な魅力に満ちた作品です。登場人物たちの言葉にどのような意味があるのか。その1つ1つを解きほぐしていくことで、作家の内面にせまることができます。彼が何を感じ、考えているのかを探ってみましょう。

【出版翻訳家】出版業界の実態を赤裸々に綴ると悲しい【今は警備員】

この本を読んでいると悲しくなりますね。ここまでズボラな世界だと思いたくはありません。契約という概念がないのでしょうか。なんでも口約束で済ませてしまう体質が残っています。たとえ契約をしても破棄されてしまうのです。

【尾崎放哉・海も暮れきる】俳人は孤独と戦った【咳をしても一人】

作家、吉村昭の『海も暮れきる』は自由律俳句の俳人、尾崎放哉の物語です。小豆島を訪れ、そこで死ぬまでの話です。荒れ果てた寺に住み着いた男がみた風景は、毎日穏やかな瀬戸内海の自然でした。そこで亡くなるまでの8カ月を過ごしたのです。

【井上ひさしの芝居】難しいことをやさしく深く伝え続けた真の作家魂

作家井上ひさしの仕事は多岐にわたります。小説の執筆はもちろんのこと、多くの時間を戯曲の制作に費やしました。浅草フランス座で学んだ芝居作りが後のこまつ座創設に引き継がれたのです。彼の作り出す舞台は人間愛に彩られたすばらしいものばかりです。

【蜜柑・芥川龍之介】日常のわずかな瞬間に作家の内面を垣間見る

芥川龍之介の短編『蜜柑』は実に味わいのある作品です。暗い気分で電車に乗っていると、少女が突然やってきます。トンネルを抜けたところで、窓から蜜柑を投げたのです。少女は奉公に出るのでした。蜜柑が別れを惜しんでやってきた弟たちとの惜別の品でした。

【走れメロス・太宰治】真の友情を人間失格の作者は信じていたのか

太宰治の名作『走れメロス』は誰もが1度は読んだことのある小説です。しかし他の作品とはかなり傾向が違うことも事実です。彼の『晩年』『斜陽』『人間失格』などと比べると、どこか道化ているような素振りさえ見えてきます。内容を詳しく検討してみましょう。
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