学び

【令和7年度】共通テストの試作問題を分析してみた【新学習指導要領】

令和7年度、いよいよ新学習指導要領が完成します。それにあわせて、大学入学共通テストも大きく変貌するのです。どのような試験が出るのか。試作が進んでいます。そのいくつかが、11月9日に発表されました。さっそく分析を試みてみました。
小論文

【小論文のキモ】制限字数が800字以内なら論点を1つに絞れ【原発】

小論文の命は論理です。結論まで同じ論旨を貫かなければいけません。どのようなテーマが出ても、ポイントをきちんとしぼりきれていないのではダメです。論理を重ねながら、YesNoをきめてください。今回は原発をテーマにしました。

【丹波に出雲といふ所あり】早合点は誰にでもあるもの【徒然草】

『徒然草』を読んでいると、はっとさせられる瞬間があります。この話などもそうですね。人間は自分の都合で勝手にものを解釈してしまうものです。そんな馬鹿なことはないという人は、この話の奥底にある、兼好法師の透徹した目を意識して下さい。
学び

【ダイコンは大きな根?】新鮮な切り口が世界の意味を豊かに変える

中学1年生用の教科書に載っている解説文です。ダイコンという漢字からすべてが根なのかと思いますよね。しかし実際はもっと複雑な器官が作用しあってできているのです。読んでいても新鮮で楽しいです。

【香炉峰の雪・枕草子】学問があり機転のきく女房と中宮定子の日常

枕草子はいつ読んでも新しい発見のある本です。さすがに長いあいだ読み継がれてきただけのことはありますね。その中でも香炉峰の雪の段はことに有名です。高校では必ず習います。背後に漢詩の知識が必要です。理解できると、なおいっそう深みが増します。

【二月つごもり頃に・枕草子】白楽天の詩を上の句に据えた清少納言

枕草子の中にある「二月つごもり頃に」は味わいのある文章です。清少納言が宮中に出仕すると、彼女の品定めがさっそく始まりました。どの程度の能力があるのかをチェックしたがったのです。最初に試されたのは、和歌の腕前でした。彼女はどうしたのでしょうか。

【大和物語・安積山】万葉の時代に詠まれた和歌を題材にした女心の話

歌物語の代表といえば、『伊勢物語』があります。しかしそれと同じくらい味わいの深いものに『大和物語』があるのです。高校ではあまり習う機会がありません。しかし女性の心を描いた話と歌とのコラボには、独特の味わいがあります。
学び

【抗争する人間・今村仁司】他者に認められたいという究極の欲望が戦争に

抗争する人間みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は哲学的評論を扱います。最初はとっつきにくい文章ですが、何度も噛みしめていると、まさにその通りだと納得させられてしまいます。人間はなぜ戦い続けるのか。戦争の最も根本的な原理にまで...
小論文

【小論文・トレードオフ】問題の意味を掴むのが最初の関門【慶応SFC】

2022年度、慶応大学SFCの小論文は難問でした。トレードオフについての基本概念から始めて、それぞれの場合の問題点を探るというものでした。新しい時代の考え方です。全く知らない内容でも、その場で論点を整理する頭の柔らかさが必要です。
小論文

【小論文のトリセツ】過去問を徹底的に練習し傾向を身体にたたきこむ

小論文を書くということは作文を書くのとは全く違います。作文は感情や感覚を大切にします。小論文は論理です。多くの受験生は慣れていません。どうすればいいのか。過去問を徹底的に練習してください。学校によって出題の傾向が全く違うのです。
小論文

【小論文】課題文の意味がどうしても読み取れない時の処方箋はコレ

課題文が読み取れない時、どうしたらいいのか。制限時間がせまってきて、焦りますよね。どうやったら合格答案が書けるのか。とにかくキーワードを探すことです。筆者が何に対して疑問を持っているのか。どんな未来像を考えているのか。肉薄することです。
学び

【故事成語】推敲と虎の威を借る狐を知っているだけで世界が濃く見える

故事成語は多くの人の知恵によって生まれたものです。それだけに非常に内容が深いのです。じわりと後から意味が滲み出てきます。代表的なものを身につけているだけで、世界が深く見えるようになります。ぜひ、この機会に代表的な故事成語を覚えておきましょう。
ノート

【決心】そんなにしてまで1度はWindows11にしてみたいのなら

windows11に自動ではアップデートできない。でもやってみたい。そう人がたくさんいるはずです。なんとなく失敗したらイヤですよね。でもこの方法なら誰でも失敗なくできます。もとに戻すのも簡単。1度はトライしてみましょうよ。ただし自己責任でね。

【悩みのるつぼ】みんな悩んで大きくなった【車谷長吉の人生相談】

朝日新聞の日曜版に掲載されている「悩みのるつぼ」はなかなかに豊かな内容に満ちています。昨日の相談もかなり解決は難しいものでした。7年前に亡くなった車谷長吉さんの回答はユニークでしたね。それだけで1冊の本になっているくらいです。

【礼記・四書五経】虎よりも怖いものは何かといえば【儒教の教書】

四書五経は儒教の経書としてよく知られています。53万字という大変な量の本です。その中で今回は『礼記』を取り上げます。代表的な言葉の中に「苛政は虎よりも猛なり」という表現があります。どういう意味なのでしょうか。少し調べてみました。
学び

【故事成語】意味深い教訓を含んだ昔話は心に刺さる【由緒あり】

昔から中国で語られている故事成語には深い意味のあるものが多いです。漢文の授業ではそうしたものの幾つかを学びます。一生の教訓として、役に立つのです。代表的な故事成語を是非覚えておきましょう。何かに悩んだとき、ふと口をついて出てきますよ。