ヤマアラシコンプレックスとは
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
毎日ステイホームの掛け声ばかりで、ちょっとした鬱状態です。
どうしても家にいるのが長くなると、家族と顔を合わせる時間が増えます。
報道によれば、DVや家庭内での喧嘩が多いとか。
夫婦といえども、もとは他人です。
完全に全てを理解しているというワケではありません。
当然顔を合わすチャンスが多くなれば、しなくてもいい喧嘩をすることもあるでしょう。
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家族構成によっては、家の間取りなども問題になります。
子供にしたところで、個室がなければ、どうしても家族と顔を突き合わせる時間が増えます。
ちょっとしたイライラがぶつかって親子や兄弟の言い争いにということも当然あるでしょう。
ヤマアラシコンプレックスという言葉をご存知ですか。
ヤマアラシジレンマとも呼ばれます。
心理学では有名な表現です。
あの動物のヤマアラシです。
針のような皮膚が身体の全面を覆っています。
寒い夜に暖をとろうとして近づき過ぎるとお互いの針でお互いを傷つけてしまいます。
かといって離れすぎると暖めあうことはできないというジレンマを表した言葉です。
相手にトゲが刺さるのが恐くて近づけないのです。
しかし離れれば寒い。
人間関係はまさにこの繰り返しです。
どんなに親しい人とでも四六時中一緒にいると疲れてきます。
昨今のようにSNSばやりだと、潜在的にたえず他者と繋がっています。
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うまくいっている時はそれでもかまいません。
しかしちょっとこじれたりすると、常時オンタイムであるだけに疲れます。
精神的に追い詰められるのです。
便利なものは、厄介なもんです。
お互いに傷つけあわずに暖をとる距離。
これをキープすることは非常に難しいのです。
まさに本質的なコミュニケーション術の課題です。
スマートな人はどこが違うのか
世の中にはスマートだなと感心させられるような人がいますね。
ああいう風になりたい。
あんな大人になりたいという人がいます。
スマートさというんですかね。
決して身体がほっそりしていて恰好がいいという意味ではありません。
頭の良さとでもいうのでしょうか。
記憶力が優れていて、いろいろな知識を持っているというのとも少し違います。
一言でいえば地頭力ですかね。
なんとも見事なのです。
人と人との関係を計る力があるというのでしょうか。
しつこく話に割り込んでこない。
悪口は言わない。
愚痴ももちろん言わない。
人をそらさない。
相手の話をよく聞く。
こういうタイプの人のことです。
憧れます。
どうしたら人と気持ちよくお付き合いができるのでしょうか。
近づきすぎない
実はそれほど難しいことではありません。
懐かしいという感覚をつねにキープするのがポイントなのです。
さきほどのヤマアラシジレンマを思い出してください。
どんなに親しい人でも常時そばにいれば、必ずしなくてもいい喧嘩をします。
これは人間の性です。
仕方のないことです。
としたら、とにかく懐かしい人になることです。
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離れること。
ほどほどの距離感を保ちながら付き合うということが最良のテクニックではないでしょうか。
1番厄介なのは気が合うといって、いつも一緒にいるパターンです。
女性に多いケースですが、破綻すると後が面倒です。
どこからか悪口が聞こえてきます。
いろいろなことを知っているだけに、かえって関係がこじれます。
間に異性などがはさまると、もっと複雑な話に発展します。
どうしても関係をうまく解決できない時は、当分の間、会わないことですね。
全く別の人との出会いにかけてみるのも手です。
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しかしイージーに入り込むのはやめた方がいい。
たまに出会う関係を適度に構築していく方が、神経にはやさしいのです。
そうはいってもSNSもあります。
こちらが嫌だと思っていても、相手には通じていないということも多いのです。
そういう人は基本的に感じない人なのです。
相手の心の中を読むのが得意ではない人です。
だからかえって面倒臭いのですが。
どうしようもありません。
そういう時は口に出してきちんと言わないと理解できません。
悲しいけれど、それが現実です。
それでも寄ってくるときは、もう諦めるしかないのかもしれませんけどね。
人間は動物です
ある程度、態度にあらわし言葉の抑揚をつけていれば、普通は自分のミスに気づきます。
関係の修復に乗り出してくるものです。
口に出すのが難しければ、手紙ですかね。
冷静に距離を測りながら自分の気持ちを素直に書きましょう。
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ただしあまりにレトリックが過ぎると、相手は理解できません。
そういうタイプの人は、もともと他人の感情に対する理解力が不足しているのです。
そこがスマート度のあるなしと重なります。
人間を見る時、他者とどのように交わっているのかをじっくりと観察すれば、すぐに人品の程度がわかります。
実に見事な付き合い方ができる人は、必要以上、他者に立ち入ってはきません。
それをすれば人間関係が壊れることを知っているからです。
陰口などもしないでしょう。
そこが最終的なチェックポイントになるのではありませんか。
どうしても面と向かって付き合わなければならない時は、第3者にさりげなく入ってもらうという方法もあります。
人が1人はいるだけで、人間の関係は全く違うものになるはずです。
そうしたことを重ねているうちに、異なる場面に転換していくのではありませんか。
夫婦だけでうまくいかなくなったら、おじいちゃん、おばあちゃんの登場です。
孫たちも親とは違う表情をみせます。
人間関係はとにかく厄介なものです。
思ったことをすぐに口に出すのはNGですね。
舌禍という言葉があります。
口は禍の元だと戒めなければなりません。
人間は誰とでも仲良くできるワケではありません。
いざとなったら「敬して遠ざける」という高等テクニックもあります。
最後までお読みくださりありがとうございました。