昼間のテレビ
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
コロナ禍です。
日本中が新しいデルタ株に覆われてしまいました。
東京だけで1日に5000人前後の感染者数です。
オリンピックも吹っ飛びました。
不要不急の外出は避けろと盛んに叫んでいます。
仕方がない。
じっとしている以外に手がありません。
本を読むか、テレビを見るか。
いずれにしても家でできることは限られているのです。
ところがテレビをみていると、驚くほど通販番組がありますね。
これもコロナの影響なのでしょうか。
みんな、どこにも行けません。
都心のデパートで買い物なんて、夢のまた夢です。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2020/12/undraw_schedule_meeting_52nu1.png)
だからというワケではないでしょうけど、専門チャンネルまで含めたら、1日に何時間、通販の番組を放送しているのか。
全く呆れてしまいます。
ジャパネットなどは佐世保のスタジオから全国へ毎日生配信。
通信料が少しでも安いところを探しながら、全国にネットを広げています。
賞品説明をするスタッフも日々、説明が上手になるばかり。
つい親しみを覚えてしまいます。
間違いなく現代の寅さんだとぼくは思ってます。
間の取り方、笑顔の作り方。
大いに勉強になりますね。
タレントの起用
それだけではありません。
またこの人かと思われるほど、同じタレントがよく登場します。
以前に比べて都落ち感も隋分となくなったとはいうものの…。
合いの手を上手に入れて、商品を光り輝かせるのは大変です。
さらにはその周囲で驚きの声をあげる女性たちもみごとですね。
ぼくは子供の頃からずっと啖呵売を見てきました。
大道商人です。
まさにあそこで演じられていたのと同じシナリオが繰り広げられているのです。
商品が限定的であることがなによりも大切なポイントです。
販売期間が限られていると、何も考えられなくなるのです。
残りがいくつもないと言われると人は焦ります。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2020/01/undraw_all_the_data_h4ki-1024x759.png)
さらに初回限定の値引き。
送料無料もすばらしい。
電気製品などは下取りをして値引きをするのもいいですね。
オマケを後から少しずつつけていく手法もあります。
これはバナナの叩き売りや、お皿や茶碗などの路上販売で必ず行われていました。
こうやってみてみると、人間の心理を実によく研究しています。
最近では巧妙に番組がつくられているケースもあります。
なんとなく見ていると、そこに突然サプリメントで元気に蘇った女性があらわれたりしてビックリします。
腰、肩、膝などの痛みは高齢になれば誰にでもありますからね。
これを飲んで楽になったといわれれば、ちょっと試してみようかという気にもなります。
今なら半額もよくある手法です。
30分以内ならオペレーターが待機していると言われると、全ての思考が停止します。
早く電話をしなければという気持ちになるのです。
健康食品の宣伝だけでもどれくらいあるか数えてみたら楽しいです。
人間は結局身体が資本ですからね。
そこへ戻ってくるのです。
サプリメント
サプリメントというのはあくまでも補完するためのものです。
栄養補助食品という名がついています。
テレビや新聞などの宣伝をみていると、いったいどれくらいあるのだろうかと空恐ろしくなりますね。
全く底知れない数なのです。
鰯の頭も信心からという表現が昔からあります。
日本中が健康ブーム、ダイエットブームの今、サプリメントはまさにこの現象にぴったりの商品かもしれません。
通販番組にとってサプリメントがなかったら、商売になりません。
ローヤルゼリー、青汁、黒酢にんにく、ごぼう茶、生プラセンタ、コラーゲンなどいくらでもあります。
昔ある知り合いに、ひたすらカルシュウムの入った水を飲んでいる人がいました。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/07/54e0d0464b51ac14ea898675c6203f78083edbe35754724f7d267f_640_漢方薬.jpg)
ぼくも何度か試しましたが、まずくてとても口にいれるようなものではなかったですね。。
しかしその人は、こんなにいいものはないのだという顔をして、いつもちびりちびりとやっていました。
考えてみればヨーロッパの水などは、カルシュウムが多すぎて飲めないのです。
それで仕方なく水を買っています。
それなのにわざわざお金を出して、まずい状態にして飲むというのはどういうものなんでしょうか。
ローヤルゼリー、クロレラ、青汁なんかは全く効き目がないということもないのでしょう。
あの広告料、宣伝費を考えると、原価はどれくらいのものなのかとつい疑いたくもなります。
タレントへのギャラも含めて、相当な金額を広告に費やしているはずです。
蜂蜜にしてもどの花のものかによってまったく値段が違うと聞きました。
そうしてみると、青汁だって、どういう菜っぱからとるのかによるのでしょう。
しかしこの程度ならまだいい方で、次第にエスカレートしていくと、もうワケがわからなくなっていきます。
落ち着き
つい先日も新聞を読んでいたら、NHKの朝のドラマに出ている主役の女性が、朝昼晩と違うサプリメントを服用しているという話が載っていました。
ああ、あなたもかという感じですかね。
しかし本当に効くのなら、文句をつける筋合いでもありません。
ぼくも家人に半分騙されたような恰好で、この2ヶ月ぐらい、あるものを飲みました。
プルーンだ、プロテインだ、アガリクス茸だ、やれビタミンだ、ウコンだ、と叫んでいた家人も、ここのところ少し静かです。
かつては大きなホールで行われる販促会に連れていかれたこともあるのです。
鰯の頭も信心ですからね。
今のところ、やや落ち着きを取り戻したというところで安心しています。
それでも時々は言われた量の半分ぐらいは飲んでいます。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/サポート_1569306463-1024x410.png)
今はやりの血液サラサラ系のものです。
確かにあれ以来、調子はいいような気もします。
血圧もごく平常です。
身体がだるくならないだけありがたいです。
しかし主食ではないものに、そんなにお金を使うのなら、青魚でも食べて、根菜類かホウレン草でもかじっていればいいような気がします。
これだけテレビで通販番組を流しても似た番組がなくならないところをみると、需要は確実にあるんでしょう。
BSの番組では放送量全体の30%を越えるのだとか。
つまり商売になって儲かるのです。
これからも次から次へと新しいサプリメントが登場することでしょう。
それにしても、登場するタレントのあの反応にはちょっとあきれてモノが言えません。
大物もたまに登場する時代ですけどね。
ギャラも人によってかなり違うようです。
タレントの立場からすればオファーをおろそかにはできません。
豊かな国の暢気な話です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。