【You raise me up】癒しの曲は転調を繰り返し高みへ

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耳もとから離れない

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

疲れた時は何かいい音楽を聴きたくなるものです。

ぼくにとって1番なのはピアノコンチェルトでしょうか。

第2楽章のアダージョです。

静かでゆったりとした曲想が、干からびた脳の隙間に流れ込んでいきます。

ショパン、ベートーベン、モーツァルト。

みんないいですね。

クラシック以外だったらなんでしょう。

やはり静かな曲が好きです。

ゆったりとしたテンポの流れるような音楽が聴きたいですね。

名曲と呼ばれているものには破綻がありません。

みごとにゆらぎの波を身体の中に作り出してくれるのです。

さらにいえば、歌詞のすばらしい曲も好きです。

静かに力づけてくれるような詩には、愛着を覚えます。

「You raise me up」はどうでしょうか。

聴いたことがありますか。

世界中の様々なアーティストによってカバーされています。

原曲は アイルランドのSecret Gardenが2002年に発表したものです。

冬季トリノオリンピック女子で金メダルを獲得した荒川静香さんがエキシビションのBGMに採用したことで有名になりました。

その時の映像もYoutubeにアップされています。

実に豊かな心あたたまる時間でした。

元々アイルランドの音楽が土台になっているので、民族音楽の香りがします。

パグパイプの音の連なりを連想させるのです。

「ケルティック・ウーマン」の動画を見たことがありますか。

是非、1度は覗いてみてください。

華やかな曲想の中に人の哀しみと祈りがあります。

歌詞の意味

タイトルの「You raise me up」という表現は直訳すれば「あなたが私を元気にしてくれる」という意味です

ここでいうあなたとは誰なのか。

イメージ的にはイエスか神を連想させます。

しかしあえて、そうしたものを全部省いても、この音楽の真価は十分に残るだろうと思うのです。

geralt / Pixabay

作曲は南ノルウェー出身のロルフ・ラヴランド、作詞は、アイルランド出身のフィクション作家ブレンダン・グラハムです。

歌詞を読んでいると、まさにあなたと呼ばれているのはイエスか、神かというような気がしますね。

確かにそれも1つの理解でしょう。

しかしそうでない解釈もたくさんできると思います。

mohamed_hassan / Pixabay

あなたとはまさに自分の目の前にあらわれたもう1人の出会うべき人だと考えてもいいのです。

それは伴侶になるべき人なのかもしれません。

あるいは自分をより高みに押し上げてくれる友人かもしれません。

同性、異性にかかわらず、自分を別の場所へいざなってくれた大切な人なのではありませんか。

もしかしたら「もの」かもしれません。

楽器ということも考えられます。

この楽器がなかったら、今の自分はないということもありえます。

あるいはダンス、あるいは絵画

あらゆる芸術や仕事や趣味が自分をもう1つの世界へ誘ってくれたとしましょう。

今よりもより高次元へ連れ出してくれたとすれば、それは当然あなたを高めてくれた「You」になりうるのです。

山の上へ、海上へ導いてくれるという図式には人間の憧れがあります。

ここではないどこか異空間へ自分を連れて行ってくれる人やもの。

そうしたことがらに対する憧れがこの歌には流れています。

試みに「You raise me up」でちょっと検索してみてください。

ものすごい数の動画があります。

そしてその1つ1つが実に味わいのあるものばかりなのです。

12019 / Pixabay

日本ではケルティック・ウーマンのものが人気ですが、男声だけのボーカルグループなどのものもあります。

その他にもたくさんの動画がアップされています。

日本人のも素晴らしいです。

小柳ゆきさんのは特に味わい深いですね。

次第に転調を重ね音があがっていくにつれ、曲のエネルギーを感じます。

結婚式で披露されることも多いとか。

この場合はまさに出会うべきあなたが自分を高みにひきあげてくれる「You」なのでしょう。

youtubeを見ていると、本当に羨ましいくらいの演奏会場が世界中にあるのを感じます。

特に古い城や競技場などでのコンサートはすばらしいです。

聴衆もいい。

全身で音楽を楽しんでいるのがよくわかります。

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最後に最も代表的なケルティック・ウーマンの動画をアップしておきます。

どうぞゆっくりとお聴きください。

今回も最後までおつきあいいただきありがとうございました。


 

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