【高校入試作文続編】過去問を徹底チェックしてミラクル攻撃に変える

学び

都立高校の問題

みなさん、こんにちは。

小論文添削歴20年の元高校国語科教師、すい喬です。

前回はここ数年にわたる都立高校の作文問題をチェックしました。

25問くらい、ピックアップしてみました。

参考になったでしょうか。

だいたいこんな感じで問題が出るのだということがわかっていただけたら嬉しいです。

確かに書きにくいテーマのものもあります。

しかしメチャクチャな難問というワケではありません。

練習すれば必ず書けるようになります。

長い課題文を読んで書く問題についてはいずれ詳しくまとめます。

今後少しずつ記事にしていきましょう。

今回はごく短いテーマで、いわゆる作文という形式で出題されるケースをみます。

前回に続いて、具体的な問題をピックアップしていきますので、参考にしてください。

自分が受験したい学校の過去問にあたるのは当然ですが、ここにあげた問題にも是非チャレンジしてみてください。

書き終えたら声に出して読んでみることです。

「てにをは」の乱れがあると、読んでいてもそこでひっかかります。

そういう箇所には必ず文脈の乱れがあり、主部と述部の関係が明確でなかったりもするのです。

添削してくださる先生がいらしたら、お願いしてみるのも1つの方法です。

丁寧な文字で書くのは当たり前ですが、きちんと頭を下げて頼みましょう。

過去問のコピーとあわせて、ファイルなどにはさみ提出するといいでしょう。

そのためのノートを作ってもいいかもしれません。

礼儀をきちんと守るということを忘れないでください。

それではここ数年に出題された問題をピックアップします。

過去問は要チェック

1 学力向上を図るには「自学自習」が大切であると言われている。なぜ大切なのか。具体的な体験、または例をあげて書きなさい。

2 「足もとを掘れ、そこに泉あり」(ニーチェ)という言葉について、考えたことをまとめて書きなさい。

3 「自分を変えた出会い」について、自らの体験をあげ、それを踏まえた上でどのような高校生になっていきたいかを書きなさい。

4 中学校と高校の違いは何か。それを踏まえて、どのような高校生活を送りたいかを書きなさい。

5 本校入学後、あなたには様々な場面で心に花の種が植えられる。その種から美しい花を咲かせるために、どのような高校生活を送ろうと考えるか。「真の学び」という観点から書きなさい。

6 「世界はのっべらぼうである」(西江雅之)という言葉について、あなたが感じたり思ったりしたことを書きなさい。

7 「不言実行」という言葉についてあなたが考えたことを書きなさい。

8 「窓」という言葉から考えたことを文章にしなさい。

Simon / Pixabay

9 人間の成長にとってなぜ読書が大切なのか。自分の経験も含めて書きなさい。

10 「そうぞう」についてあなた自身の体験を踏まえて書きなさい。「そうぞう」という語には適切な漢字をあてはめて使うこと。

11 「貢献」についてあなた自身の体験を踏まえて書きなさい。

12 あなたの住んでいる地域社会をよりよくするために取り組むべき課題を具体的にあげ、それを解決するための方法について書きなさい。

13 クラスに来た留学生にあなたが暮らしている町、地域で紹介したい場所はどこか。

14 「夢を実現させるために」というテーマで自由に書きなさい。

15 「言葉の力」とはどのようなものか。自分の経験を踏まえて書きなさい。

16 「リーダーに求められる力」とは何か。その力を養うために高校では何に取り組んだらいいのか書きなさい。

17 科学技術の発展に際し、どのような点に配慮すべきか。自分の体験を踏まえて書きなさい。

18 コンピュータのしくみや、利用してできる活動で自分が興味を持っていることを理由を含めて自由に書きなさい。

19 あなたが今まで人にかけてもらった言葉の中で1番嬉しかったものは何か。理由を含めて書きなさい。

200degrees / Pixabay

20 「努力した者が成功するとは限らない。しかし成功する者は必ず努力している」という言葉について、あなたはどう考えるか。自分の体験を踏まえて書きなさい。

21 「真の発見の旅とは新しい景色を探すことではない。新しい目を持つことなのだ」という言葉について、具体的な例をあげあなたの考えを述べなさい。

22 挨拶にはどのような意味があると思うか。自分の体験を踏まえて書きなさい。

23 「伝える」という題で自分の体験に触れながら述べなさい。

24 「自主性」ということについて、あなたの考えを書きなさい。

25 人類がこれまでに作り出したものの中で最もすぐれたものは何だと思うか。書きなさい。

経験を踏まえない文章はダメ 

いかがでしょうか。

実によく考えられた問題ばかりですね。

毎年、似たようなテーマを少しずつアレンジして出題しているのがよくわかります。

全体に共通しているのは何でしょう。

それはたった1つです。

自分の体験、経験、見聞などを要求しているものが多いということです。

どんなにうまく文章をまとめても、そこに自分が出ていないものは評価が低いのです。

どのテーマにも決まった文句がありますね。

自分の経験に照らし合わせて書きなさいというものです。

このパーツがどれほどの重みをもっているか、わかりますか。

そこで差をつけるのです。

ただしダラダラと書いては無意味です。

それが今の自分にどのように役立っているのか。

これからの自分を育てるための糧になっているのかを、説得力を持って明確に書かなければいけません。

それがなければダメです。

どんなことがあっても過去の自分と現在の自分との交感を必要とします。

そこが原点です。

軸がぶれては絶対に合格できません。

出題傾向を徹底的に探る

自分が受験したい学校の問題をまず5年分やってください。

似たようなテーマが出続けているとしたら、それを何度もやることです。

キーワードは何ですか。

言葉の問題が多く出る学校。

科学技術に関するもの、環境問題が出やすい学校。

タイプはいくつにも分かれます。

ただし気をつけておかなくてはいけないことは、先生方は転勤をしていくということです。

出題者がかわると、ガラリと傾向が変化するということもあります。

基本的には過去数年分のものを次の出題者も踏襲していきます。

極端な変更はないと思われますが、全くないワケではありません。

なるべく苦手な分野をなくすようにしておきましょう。

言葉や表現などに関連した分野なら得意でも、科学系には弱いということもあります。

そういう時は、ちよっと科学関連の本を読むなどして、自分の力量を増やすのです。

その場でテーマをうまくまとめるには、かなりの知識が必要です。

課題文がない問題は、ヒントがほとんどないと考えてください。

わずかな文章が全てです。

そこから想像力を駆使して、内容を広げなくてはならないのです。

これはやってみればわかりますが、とても苦しいです。

50分で600字という平均値をどうしたらクリアできるのか。

何度も練習して、どこが苦手なのかを見極めなくてはなりません。

言葉の使い方がわからないのか。

助詞、助動詞、接続詞がうまく繋がらないのか。

漢字が苦手なのか。

段落の関係がみえてこないのか。

まとめ方がわからないのか。

難解な用語が全く理解できないのか。

人によってそれぞれ苦手な分野は違います。

それを早くに探り当てることが大切です。

先生にみていただく前に、そこまである程度の手当てをしてください。

どの文体を使えばいいのか悩んでいるようでは、なかなか先へ進みません。

今後の記事で、文体の考え方もとりあげていきます。

信じてついてきてください。

とにかく勉強を続けなくてはいけません。

今年は新型コロナ蔓延の影響で、授業数が少なくなっています。

いろいろとハンディがあります。

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その分、自学自習がますます必要になります。

覚悟を決めて進みましょう。

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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