教え

【故事成語・桃李成蹊】美しい花や果実の木がそこにあるだけで道が【史記】

漢文を元にした故事成語はたくさんあります。有名なものを幾つか知っているだけで、随分世界が広がりますね。ぜひ覚えてほしいものです。今回は「桃李成蹊」という言葉を学びましょう。大切な表現です。
学び

【性悪説・荀子】人間は弱い存在であるが故に学問が大切だという教え【礼】

荀子の性悪説はどういうものなのでしょうか。人間は本当に生まれた時から心の悪い生き物なのでしょうか。「悪」という言葉の意味を正確に理解しないと、この思想の根本がわかりません。礼を大切にし、教育を信じた荀子の考え方を学んでください。

【晏子・江南の橘、江北の枳となる】人の善悪は環境によるという教え

春秋時代の斉の宰相、晏子の話です。賢い人でした。宮城谷昌光の本『晏子』を読むと、そのことがよくわかります。彼をからかってやろうとした楚王が、逆に1本とられてしまうという話です。キーワードは橘と枳です。ぜひ覚えておいてください。

【小学・列伝巻】児孫のために美田を買はずという古来からの教えは神

児孫のために美田を買はずという諺はよく耳にします。意味もよく知られています。この表現はどこからきたものなのでしょうか。西郷隆盛の詩の中にあると言われていますが、その元は漢文の本から来ているのです。
ノート

【品格とは何か】お天道様がいつも見ているという教えは尊い

品格ということの内実を知ろうとするのは、大変に難しいです。誰もが品のある人間になりたいと思います。しかしそれを実行することは容易ではありません。どうしたらいいのか。嘘をつかないことです。ここから全ての品行が崩れていきます。

【孔子家語】弟子・子路の直情径行をいさめ仁の心の意味を教え諭す

儒家の孔子の言葉を載せた本が『論語』です。この『孔子家語』にはそこに載りきらなかった話がたくさん出てきます。今回は弟子の子路に向かって行った忠告の意味について考えてみましょう。直情径行のある子路には考えもつかなかったことなのです。

【論語のトリセツ】現代に生きる孔子の教えをチョットだけつまみ食い

中国の思想家、孔子の残した言葉は今でも十分に通用します。むしろ複雑な現代だからこそ、その意味がより深いものになりつつあるのです。漢文の授業で習った基本的な文言をいくつか紹介しましょう。是非、座右の銘にしてください。続編も書く予定です。