儒教

【礼記・四書五経】虎よりも怖いものは何かといえば【儒教の教書】

四書五経は儒教の経書としてよく知られています。53万字という大変な量の本です。その中で今回は『礼記』を取り上げます。代表的な言葉の中に「苛政は虎よりも猛なり」という表現があります。どういう意味なのでしょうか。少し調べてみました。

【論語のトリセツ】現代に生きる孔子の教えをチョットだけつまみ食い

中国の思想家、孔子の残した言葉は今でも十分に通用します。むしろ複雑な現代だからこそ、その意味がより深いものになりつつあるのです。漢文の授業で習った基本的な文言をいくつか紹介しましょう。是非、座右の銘にしてください。続編も書く予定です。

【漁父の辞・屈原】世俗から身を引くことを図る老荘思想の流れ

屈原の『漁父の辞』は今もよく読まれています。ここには老荘思想の影響が色濃く残っているのです。魚は清らかな水の中では生きられません。世俗の塵埃にまみれながら、なんとか生き抜くのが普通の暮らしなのです。それとも理想に生きるべきなのでしょうか。

【養老の滝・十訓抄】親孝行の功徳で滝の水がお酒になったという伝説

養老の滝伝説というのは親孝行と関連付けられることが多いです。貧しいながらも父親にお酒を買って飲ませていた若者が、ある日滝を見つけます。その水がおいしいお酒でした。神が若者の孝行心に感じてお酒にしてくれたのです。『十訓抄』に所収されています。
ノート

割り勘なんて常識だと思っちゃいけないこれだけのワケ【世界は広い】

割り勘という考え方は至極、合理的ですね、みんなの頭数で割ってしまうというのは簡単です。しかし世界を眺めてみると、どこでもこの方式を使っているワケではないのです。特に儒教の国、中国や韓国では全員分を1人で払うという考え方がごく普通です。
ノート

【官吏登用試験・科挙】合格することだけが出世のための手段だった

中国や韓国において1000年以上も行われてきた科挙の試験は、人々の考え方に今も強い影響を与えています。試験だけで出身階級をかえることも可能でした。上級官吏になる道も開かれたのです。全てが科挙と呼ばれる試験の結果にまつわるものでした。