本 【掟の門・カフカ】長編・審判の挿話から独立した不条理な物語【法とは】 フランツ・カフカの小説『掟の門』を読みます。これは『審判』という作品の挿話として書かれたものです。後に独立して1つの作品となりました。ストーリーは短いのですが、その内容は複雑です。不条理の文学と呼ばれています。 2023.05.31 本
本 【蠅・横光利一】川端康成と並ぶ新感覚派の特異な小説を味わう 新感覚派の旗手、横光利一の『蠅』という小説を読みましょう。出てくる風景は少し前の日本にあったごく普通のものです。そこに生きる人々の暮らしもありふれたものです。しかしそれが次の瞬間にはまったく別の表情を見せるのです。まさに不条理です。 2021.10.22 本
暮らし 【ご理解とご協力】言葉には無言の圧力が宿っている【不要不急】 言葉は時にすごい圧力を持ちます。無意識で使っていても相手はかなりの力を感じるのです。特にコロナ禍においてご理解とご協力、不要不急などという表現は頻繁に使われています。しかしこれらの言葉は相手に有無を言わせない響きを持ってもいるのです。 2021.02.22 暮らし
学び 【小論文・ポイント提示】文章は読みやすい順序で【解決案への道筋】 小論文を書くには自然な流れがあります。それを無視して書くと、非常に読みにくいものになるのです。最初に問題提起から始めるのが常道です。自分の立ち位置を正確に把握していれば、方法論は自ずと見えてきます。無理が1番いけません。 2020.08.23 学び
学び 【小論文・コロナ後】不条理をキーワードにして想像力の可能性を探る 新型コロナ蔓延の後、最もよく読まれた本にカミュの『ペスト』があります。不条理をまさに感じさせる名作です。この時期に時間をうまく利用して国語力の飛躍を図ってください。特に不条理文学といわれるカフカの『変身』、安部公房の『砂の女』がお勧めです。 2020.05.26 学び
暮らし ドライブスルーはニヒルな人間を増殖させる不条理な装置だという仮説 ドライブスルーは大変に便利なシステムです。しかしこれを過剰に利用すると人間が退行現象を起こしニヒルになっていくのではないでしょうか。他者との関係を構築し感謝の念を持つという基本の姿勢が怠惰にかわっていきます。不条理への装置とも言えるのです。 2020.01.20 暮らし