【山の人生・柳田國男】日本人の凄絶な暮らしを記録した民俗学の本

柳田國男の確立した民俗学は、日本人の生活の実態を研究するための里程標になりました。今回とりあげるのは『山の人生』という作品です。その前書きにある内容があまりに凄絶なので、思わず言葉を失ってしまいます。

【おじいさんのランプ・宇野常寛】ネット時代のメディア論は沁みる

メディアの変化があまりにも激しいです。以前のような紙媒体の書籍に意味があるのかどうか。かつてランプを売っていたおじいさんが、電気に負けたのと同じことが、今世界中で起こっています。文字の持つ意味さえも変化しつつあるのです。

【人はなぜ本を読むのか・橋本治】元祖桃尻娘の作者が悩んだテーマ

人はなぜ本を読むのでしょう。それによってどのようなメリットを受けるのか。考え出すと答えがわからなくなります。作家橋本治はエッセイの中にその答えを書いています。過去に入試問題にもなった文章です。じっくりと内容を味読してください。

【アルジャーノンに花束を】人間にとっての幸福とは何かがわかる本

ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』という作品を読んだことがありますか。脳の手術を受け、劇的にその数値を伸ばしていく話です。ハツカネズミのアルジャーノンも同じ手術をうけますが、その後の変化は、悲惨な未来を予感させるものでした。

【知の価値】なぜ本を踏んではいけないのかを真剣に考えてみた

齋藤孝の『なぜ本を踏んではいけないのか』は意味の深い本です。書籍には本来人格が宿っているのです。だからこそ踏むことはできません。現代は全てを情報という言葉で解決してしまう傾向が強くなりました。そこにリスペクトの余地はないのです。

【本がメンター】読書の秘訣は積ん読と自分が鍛えられるという信念

読書とはどういう行為なのでしょうか。かつて評論家の小林秀雄は著者に会いにいくことだと言いました。遥かな時空を超えて過去の人に会える。これほどの離れ技が瞬時にできる。それが読書なのです。基本は読みたいものを読むに限ります。無理強いはダメです。

【丸山眞男・であることとすること】権利の上に眠ってはダメという書

権利の上に眠っていると、知らないうちに剥奪されてしまう可能性がある。なんと怖ろしいことでしょうか。のんびりとアームチェアに座ってお茶を飲んでいると、あらゆる権利が消えていくのです。それが嫌なら行動を起こす以外に手はありません。する論理です。
学び

【新書を読もう】小論文に頻出する課題はこのニクい本に直結していた

小論文を書くために何をすればいいのか。1番のお勧めは新書を読むことです。新書にはさまざまなジャンルのものがあります。自分の興味、関心のあるものから次第に裾野を広げてください。必ず課題の内容に肉迫した文章が書けるようになります。まず読むことです。
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