本 【筒井筒・伊勢物語】女性のまごころが最後に男の愛を掴みとった話 伊勢物語は平安時代の歌物語です。在原業平らしい男が主人公として登場します。和歌を挟んだ大変に美しい物語なのです。その中でも「筒井筒」の段は女性のまごころが男の心を捉えた稀有な話です。よく味わってお読みください。けっして昔話ではありません。 本
本 【清兵衛と瓢箪・志賀直哉】父親の無理解を題材にして描いた名短編 志賀直哉の短編『清兵衛と瓢箪』は独自の位置を占める作品です。高校時代に習った人もいるでしょう。不思議なほど、瓢箪の良しあしがわかる少年が登場します。しかし大人には、彼の技量の深さがわからなかったのです。味わいのある短編です。ご一読ください。 本
学び 【表現のヒント】デッサンが確かで余白のある文章を簡潔にまとめる うまい文章とはどのようなもののことをいうのでしょうか。1番大切なのはリズムです。言葉の抑揚と間が悪いと、内容が読んでいる人に伝わりません。直球以外に変化球も必要なのです。脂身の多い文は嫌がられます。論理性とのバランスをつねに心がけてください。 学び
ノート 【ぶれない・頑張らない】人の世はほとんど運次第で進む よく考えると、人の世は運に左右されているのかもしれません。ほんのちょっとの差で幸運に恵まれることもあります。その反対の可能性もあるでしょう。ぶれずに自分の軸を持ち続けることも大切です。頑張りすぎてショートしてもいけません。難しい時代です。 ノート
本 【井上ひさしの芝居】難しいことをやさしく深く伝え続けた真の作家魂 作家井上ひさしの仕事は多岐にわたります。小説の執筆はもちろんのこと、多くの時間を戯曲の制作に費やしました。浅草フランス座で学んだ芝居作りが後のこまつ座創設に引き継がれたのです。彼の作り出す舞台は人間愛に彩られたすばらしいものばかりです。 本
ノート 【リニューアル・駅・街】アスファルトの下に土があるのを忘れない! リニューアルラッシュです。街も駅もどんどん姿をかえていきます。しかし少しアスファルトをはがしてみると、そこには生々しい歴史が横たわっているのです。そのことを決して忘れてはいけません。どれほど美しくても、街は猥雑なものなのです。 ノート
ノート 【コロナ・フレイル】猛暑の夏をどうしのげばいいのか【不要不急】 コロナ禍の中、高齢者のフレイルが深刻です。外出できないことで、運動不足が蔓延しています。さらに認知症が重くなるケースがみられるようになりました。物忘れもひどいのです。他者と会話をすることもなく、脳の働きが鈍くなっています。フレイル現象です。 ノート
学び 【サッカーと資本主義】禁欲の思想がオフサイドのルールを作った なぜサッカーにはオフサイドというルールがあるのか。イギリス発祥のラグビーにも同じようなルールがあります。しかしアメリカ人の好むバスケットボールにはありません。この違いをマックス・ウェーバーの社会学から読み取ろうとする教材があります。 学び
学び 【問題提起のカギ】NOを前面に出して対立軸への注目を一点に集める 問題提起は難しいです。かなりの技量を必要とします。しかしここぞという時は果敢に攻めてください。課題文にNOをつきつけることも可能です。ただし十分に内容を理解して書かなければダメです。うまくいけば、評価が一気に高くなります。 学び
ノート 【幸せのものさし】家計簿からみえる格差社会の暮らしで気づいたこと 他人の家計簿を覗くというのはあまりいい趣味ではありません。しかしそこからいろいろなものが見えてきます。格差社会の今日、何が人間にとって幸せなのかというのは大きなテーマになりつつあります。コロナ禍の中だからこそ、考えなくてはなりません。 ノート
ノート 【日常・コロナ禍】あたりまえのことがいかに貴重かが身に染みる コロナ禍が続いています。ワクチンの接種も思うように進んでいません。いつになったら国民全体がコロナの呪縛から逃れられるのでしょうか。日常の生活を当たり前に送れるということの幸せをしみじみと感じます。良寛は子供と遊んで日々を過ごしたのです。 ノート
ノート 【ハッカ油】脳内リフレッシュには強烈なペパーミントの香りが1番 コロナ禍の中、頭の中がいつもモヤモヤしています。なんかすっきりしたいのです。そんな時に最適なのがミントの香りです。これはすごい効き目ですね。ハッカ油と呼ばれるものを吹き付けてみましょう。それだけでリラックスできますよ。 ノート
ノート 【中国4千年の水虫薬】厄介な痒みを難なく撃退する方法はこれ これからの季節に厄介なのは水虫です。英語ではアスリートの足といいます。それくらい運動選手も汗をかいて白癬菌に襲われるのです。どんな方法で撃退すればいいのか。これはぼく自身の体験談です。誰にでもお勧めできるというものではないのかもしれません。 ノート
学び 【日本人の美意識】我々は何を美しいと感じてきたのか【高階秀爾】 日本人は何を美しいと感じて生きてきたのでしょうか。西洋の美術と東洋の美術との違いは何でしょうか。それを比較しながら考えていけば、日本人の民族性も理解できます。基本は「うつくし」という概念です。どのようなものが日本人にとって美しいのでしょうか。 学び
ノート 【落語・井戸の茶碗】正直一途な善人だけが登場する心あたたまる噺 井戸の茶碗という有名な落語があります。これには陶器が登場します。かつて上野の博物館で実物をみました。本当にいいものはいくつもないそうです。真贋を見抜くのは並々のことではありません。骨董市などでお皿を眺めてみてください。楽しいもんですよ。 ノート
ノート 【人間ウォッチ】相席の上手な人はどんな思考回路を持っているのか 人間を観察していると面白いですね。日本人の苦手なものに相席というのがあります。知らない人とたとえ短い時間にせよ食事をするというのは、疲れるものです。それを難なくやってのける人というのはどういう思考回路をしているのでしょうか。 ノート