【テルミヌスの変身】誰もが境界の終点になってしまった現代の悲劇

高校1年で学ぶ【テルミヌスの変身」という評論を読んでみましょう。テルミヌスとは境界を示す言葉です。ローマ時代の境界という言葉がなぜなくなってしまったのか。そこには通信技術の画期的な発達がありました。人々がそれぞれ終点に変貌したのです。
ノート

【襲名の風景】海老蔵が團十郎になり噺家が次々と真打披露をするワケ

歌舞伎の世界では久しぶりの大名跡が襲名披露をします。海老蔵がこの秋に團十郎になるのです。どうして名前をかえていくのか。その理由を考えてみると、実に面白いですね。世界的にみても、このような芸能はありません。落語の世界も同様なのです。
学び

【虹の雌雄・蜂飼耳】詩人の持つ独特な感覚をみごとに駆使したエッセイ

国語の教科書に所収されています。難しい話ではありません。しかし、そこから紡ぎ出されるものは豊かで深いです。彼女の詩もあわせてよんでみてください。虹という漢字は雄と雌で違うというユニークな視点でまとめられています。
小論文

【小論文・ファーストフード】資本の論理に基づいた食習慣の是非を明確に

ファーストフードの問題は様々な角度から取り上げることができます。食習慣の違いだけではありません。資本の論理に取り込まれて、現状をどう見るのかということです。グローバル化の中で食糧の問題は非常に大切です。考えを深めてください。
ノート

【昆虫すごいぜ・オトシブミ】虫の魂がここまで一途なことに感動した

昆虫はやっぱりすごいのです。今日は突然、「オトシプミ」という虫のことを教えてもらいました。揺籃と呼ばれる木の葉をまるめてつくる方法がものすごいのです。幾何学を学んだのでしょうか。本能のなせる業だとしたら、そのものすごさには脱帽です。
小論文

【小論文・公共性と文化】迷惑と親切の間で意見がわかれる騒音の意識

騒音の問題は人によってレベルが違います。電車の中のアナウンスがたまらなく不快だという人もいれば、親切でありがたいという人もいるのです。公共のために音があると考える人もいれば、行政無線をただのノイズだという人もいます。
ノート

【なぜその選択をしたのか】自分が納得したことにだけ人は動く

人間の行動というのは、なかなか複雑なものです。特に現代の社会では会社組織に属することが多いです。そこではチームで仕事をします。となると、最も難しいのは人間関係なのです。他者とどのようにつきあえばいいのか。本当に悩ましいですね。
学び

【不登校特例校の今】ここまできた教育改革の最前線【移住者も出現】

不登校特例校というのを知っていますか。学校に行けなくなる生徒が年々増加しています。校内で人間関係が作れないケースが圧倒的です。本人が悩めば悩むほど、つらい日々が続くのです。不登校の生徒のために、より緩やかな小中学校のケースを調べてみました。
ノート

【ひまわり・ウクライナの風景】50年前の映画を再上映する理由が悲しい

50年前の映画をなぜ今上映するのか。それには深い理由があるのです。この映画の撮影地はウクライナのひまわり畑です。戦争がもたらす悲劇を静かに描いた作品だけに、かえって人々の心に深くしみわたるのです。

【無名草子・清少納言】中宮定子に身も心も捧げた才ある女性の末路は

無名草子には清少納言のことを書いた部分があります。鎌倉時代の考え方からすると、あまりにも才能を持った女性の一生は幸せにはならないと考えられていたようです。父親から漢文を習ったことで、他の女房達との関係はそれほどうまくはいっていませんでした。
小論文

【小論文・原発】戦争やテロの標的は今やこのエネルギー施設なのだ

ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、驚くべきことに原発に対する攻撃も加わりました。従来は国際法にのっとって、原発を責めることはなかったのです。テロなどが起こり、原発にダメージが加わった時、私たちは実際どうすればいいのでしょうか。
小論文

【小論文・反論不能】否定できない論点に対しての鋭い切り込み方はコレ

小論文で1番難しいのは、反論のできない文章です。正攻法で正面からグイグイと押してくるのです。そのため、弱点を探す余裕が生まれません。相手に押されているうちに、論点が崩れてしまい、論理的に組み立てられなくなります。
ノート

【転職・ヒント】仕事は名詞ではなく動詞で探せは今や常識【キャリア】

仕事は名詞ではなく、動詞で探せというのは今や常識ですね。それはいったいどういう意味なのか。考えたことがありますか。転職の時も全く同じなのです。仕事の名前ではありません。どんなことがしたいのか。具体的な動きをイメージするのが大切てす。

【おくの細道・象潟】松島に似た風光の地に芭蕉は寂しさと悲しみを見た

『おくの細道』の旅は5カ月間続きました。その中に秋田の象潟の章があります。今と違って海の上に島がぽっかりと浮かんでいました。松島と似たような風景だったのです。その様子を芭蕉はなんと表現したのか。味わってみてください。

【紫式部・無名草子】いつかは読みたい源氏物語が誕生するまでの秘話

『無名草子』は鎌倉時代の評論です。その中に『源氏物語』を書いた紫式部の記事があります。どのような経緯でこの本が生まれたのかということが示されています。今の時代とは違う、書くことに対する態度もそこには見えて楽しいのです。
小論文

【小論文・書き出しと結論】つねにセットで書く練習を心がける【推敲】

小論文の初心者が最初に練習すべきことは何か。それは書きだしと結論です。つまり、最初と最後の形が決まれば、文章に芯ができます。あとはその理由づけをしていけばいいのです。とにかく短文でいいですから、セットでまとめる文章をこころがけてください。