学び

【源氏物語・教育論】光源氏は自分の愛息・夕霧をどう育てようとしたのか

『源氏物語』にはユニークな教育論がでてきます。光源氏が自分の息子、夕霧をどのように育てようとしたのかという点です。12歳の元服の時には、貴族の特権で4位になれるところを、きちんとルール通りの6位から始めたのです。なぜだったのでしょうか
暮らし

【コンクールと受験】chatGPTを使って書いた文章を見抜く目とは

難しい時代になりました。作文コンクールにChatGPTで書かれた文章まで登場するようになったのです。近年は総合型選抜の自己推薦書などにも使われるようになりました。さらには探求型の論文にも利用されいます。どのように判断をしたらいいのでしょうか
暮らし

【ポピュリズムとは何か・森本あんり】論理以前の宗教的な熱情に似たカオス

ポピュリズムという言葉をよく聞きますね。正確にはどういう意味なのか。把握している人はそれほど多くはないのではないでしょうか。ここでもう一度その意味を考えてみましょう。宗教の熱情にも似たその内側には何があるのか。
学び

【言葉がつくる男と女】アイデンティティはどのようにして形成されるのか

男言葉と女言葉というものがあります。最近では随分減ってきたとはいうものの、全くなくなったわけではありません。このような表現はどのようにして、私たちの内側に棲みつくようになったのでしょうか。そのプロセスを探ってみます。

【九条殿の夢合わせ・大鏡】1人の女房の夢判断がとんでもない結果を招いた

夢をみたあと、人はだれでもその意味をしりたくなるものです。しかしとんでもない判断のミスが、その後の人生を左右することも゜あります。甘くみてはいけません。誰に絵解きをしてもらうのかということを、よくよく考えなければいけません。
暮らし

【ジャンクPC修理】ポンコツと戯れる生活が楽しそうで実に羨ましい

ジャンクPCと戦っている人の動画をたまに見ます。実に楽しそうなのです。こんなにものすごいのをどうやってなおすのかと思いますが、なんとかしちゃうのです。しかしその苦労は並大抵のものではありません。ちょっと覗いてみましょう。

【才と徳・資治通鑑】聖人・君子・小人・愚人をどう見分け配置すればいいのか

北宋時代の儒学者に司馬光という人がいます。彼が著した本が『資治通鑑』です。そこにはさまざまな帝王学が記されています。その中でも徳と才のどちらをより高く評価すべきなのかという大きな問題について考えた箇所があります。読んでみましょう。

【故郷の廃家・饗庭孝男】語り部のひとりとして一族の歴史を綴った鎮魂歌

饗庭(あえば)孝男先生のことは、いつか書きたいと思っていました。著書の中でも好きな本の一冊、『故郷の廃家』を久しぶりに読んだのがきっかけで纏めてみる気になりました。大学時代に授業を受けることができ、幸せでしたね。今になっても、当時のことをよく覚えています。

【立原道造・ソネットとの出会い】夭折の詩人の言葉には死の予感が

ソネットという詩の形式を御存知ですか。わずか14行の詩です。これを見事に自分のものにした詩人がいます。立原道造がその人です。彼の持つ言葉はとても明るいものが多いのです。しかしその反対に人間の孤独と戦う横顔も見えます。

【多田行綱の密告・平家物語】平清盛邸に馳せ参じた気弱な男の心境は

多田行綱の 密告によって鹿ケ谷の変が始まります。『平家物語』の中のクライマックスです。しかし学校では滅多にやりません。やはり密告という事実が重いのでしょう。平清盛邸に馳せ参じた気弱な男の心境はどのようなものだったのでしょうか。
暮らし

【意地悪なベンチ】黒い羊を消すために清潔さを無条件に取り込む社会とは

排除ベンチという言葉をご存知ですか。わざと座りにくいベンチのことです。ホームレスの人に長居をされては困るので、居心地の悪い椅子を設置してあるのです。私たちは寛容の言葉の裏に、悪意も持っています。その意味を少し考えてみましょう。
落語

【人生読本落語版・矢野誠一】ラップ全盛の時代に急がない生き方とは

矢野誠一という演芸評論家を御存知ですか。彼のユニークな本は面白いですね。今朝もなんとなく本を拾い読みしていたら、途中でやめられなくなってしまいました。エスプリのきいたおしゃれな話がたくさん載っています。人間に対する愛情がたっぷりです。
ブログ・PC

【PC・バッテリーレポート】電池のへたり具合をチェックするための方法はこれ

ノートPCのバッテリーはどれくらいもつのか。それを数字で知りたいですよね。そのために今回は2つの方法をお教えします。どちらのアプリも同じ数字を正確に教えてくれます。電池のへたり具合を知るには最適です。
暮らし

【iPS細胞・小論文】精子卵子の元となる細胞の生成に成功した後にヒトは

ips細胞の研究は日々進化しています。今回は、精子卵子のもととなる細胞を作り出すことに成功したというニュースから考察してみました。とくにips細胞の理論を使い、精子卵子になる直前の細胞に至る方法を発見した点が大きいのです。
暮らし

【ハレルヤ・レナード・コーエン】ボッチェリの歌声に神の恩寵は降るか

もともと「ハレルヤ」という表現は神の恩寵を称えるものでした。その言葉を使ってレナード・コーエンは、詩を書き、歌をうたったのです。それが「ハレルヤ」でした。イタリアの歌手、ボッチェリもみごとです。聞いてみましょう。

【大福長者の金銭哲学・徒然草】兼好法師との差は予想以上【217段】

徒然草217段にはお金の話が出てきます。学校では扱ったことがありません。ユニークな段ですね。大金持ちの大福長者はどのような金銭哲学を持っているのか。兼好法師はどのような考えだったのか。その違いについて少し探ってみましょう。