ブログ・PC

【Windows10の時代は過去】アップグレードもできずに世捨て人の旅へ

新しいOSが出てからすでにかなりの時間が経ちました。あと、1年半でwindows10もサポートが切れます。アップグレードの条件を満たさないパソコンを持った人たちは、これからどうしていくのでしょうか。本当に悩ましいことです。
落語

【上野鈴本無観客配信】コロナ禍の土壇場に1つの決断があった【寄席勘】

コロナ全盛の中、上野の鈴本演芸場では同時生配信を無料で行ないました。寄席の歴史が始まって以来、はじめてのことです。ベテランの噺家はお客が全くいない中で、いつもと同じ「間」をキープし、見事な芸を披露しました。
落語

【落語・星野屋】男と女の騙し合いはどちらに軍配があがったのか【壮絶】

落語にはさまざまなバリエーションの噺があります。今回は男と女の騙し合いです。「星野屋」という元々は上方の噺です。男と女が死力をつくして、騙し合うとどのようなことが起こるのかという、とんでもない落語です。
学び

【生成AIvs総合型選抜】八方美人的な意識で小論文を書いたら不合格確実

総合型選抜が時代の流れとなっています。年内入試と呼ばれ、はやく合否を決めたい人にとっては大きな意味を持っています。ただし難関大学をこの試験で突破するのは容易なことではありません。生成AIと総合型選抜との関係はどうなっているのでしょうか。

【富士山記】平安時代の儒学者が残した霊山への畏敬【漢詩文の傑作】

『富士山記』という日本人の儒学者が書いた漢詩文の本があります。当時は漢字を書ける人の数がそれほど多くありませんでした。文章博士でもあった筆者が全て漢字で、富士山の記録をまとめたというユニークな本を紹介します。
学び

【過剰性と希少性】見せかけに騙されて人間は欲望を増殖させていくのか

人間の欲望とは本来どのようなシステムで起こるものなのでしょうか。アメリカのインディアン達が行っていたポトラッチの中にその起源を探そうという研究が以前からあります。来客に対して過剰な接待を行います。客はその倍にも匹敵するもてなしをするのです。
学び

【流言とメディア】フェイクニュースが消滅した社会は幸福と言えるのか

流言とメディアの関係は非常に近いものがあります。フェイクニュースが簡単に捏造できる時代です。今の社会は幸福と言えるのでしょうか。人間はどのように生きていけばいいのか。もう一度考えてみましょう。
学び

【接続詞と修飾語の怖さ】つい使ってしまう便利な表現を潰す勇気を持つ

文章を書くのは本当に難しいです。どのようにまとめてもいいだけに、その人の力量が全てあらわになるのです。どうしたらうまく書けるのか。その基本的なテクニックをお教えします。諦めないで続けてください。必ず上達します。

【紫式部日記・憂愁】藤原道長の野望は若宮の誕生でかなえられたのか

『紫式部日記』にはさまざまな内容が盛り込まれています。誰にも読まれないはずの日記だけに、彼女の心の声が見事に浮かび上がっているのです。NHKの番組でクローズアップされて以来、道長との関係がよく取沙汰されています。さて真相は…。
落語

【世説新語】曹操が顕彰碑の謎を解けず臣下に完敗したという心爽やかな話

『世説新語』はいろいろな人のユニークな話を集めた人気のある本です。その中でも曹操の豪胆ぶりは見事なものです。ある顕彰碑に書かれた漢字の意味が分からず、先に謎を解いた臣下に負けてしまう話です。心爽やかないい話ですよ。
学び

【通信制高校】12人に1人が進学する時代になった背景には社会の認知度が

通信制高校を知っていますか。12人に1人が進学する時代になりました。定時制高校が次々と閉鎖される中で、通信制の高校が新しく生まれ続けています。どういう生徒が進学するのか。その内情を分析してみました。お読みください。

【ベル・エポック・絲山秋子】独身女性同士の友情の切なさが身に沁みる短編

作家、絲山秋子の短編『ベル・エポック』は実に切ない作品です。けっして難しい言葉を使っているワケではありません。しかし30歳を過ぎた頃に知り合った女性同士の友情の難しさというものをしみじみと感じさせます。いい小説です。
暮らし

【戯曲の中の対話】演劇で使われる言葉は情報の塊りであるという真実

戯曲の中の対話は、一般的な会話ではありません。劇作家が渾身の力をこめて作り上げた情報の集積なのです。一見、無駄に話しているように見えるセリフも、その背後にたくさんの内容を含みこんでいます。その事実を掴み取ってください。

【箱男再読・安部公房】実写化された映画の存在が起爆剤になる可能性は

箱男という小説を御存知ですか。今から50年ほど前に安倍公房が書いた作品です。それが今年、実写化され封切られることになりました。段ボールの箱の中に入って外を眺めている男は、いったい何を見ようとしているのか。それを考えてみましょう。
落語

【人情噺・鹿政談】鹿の餌料を着服する守役を裁いた奉行の真骨頂とは

講談から落語になった人情噺の1つです。奈良の鹿にまつわる政談ものです。豆腐屋が間違えて鹿を殺してしまうところから噺が始まります。やがて裁きの場面にかわり、鹿の守役が餌代を着服していたことが判明します。そこから一気に話が面白くなるのです。

【小説とは何か・三島由紀夫】現実を震撼させる言霊の在りかは【遠野物語】

小説とは何かということを考え始めると、その難しさがひしひしと迫ってきます。作家、三島由紀夫はどう考えたのでしょう。そのヒントになるエッセイが『文学国語』の教科書に載っていました。『遠野物語』にヒントを得たというのです。