【十善戒・振り込め詐欺】人を騙すなんて最低だという感覚が命です

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人を騙すのは最低

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

アマチュア落語家です。

時々、あちこちで喋らせてもらっています。

皆さんに喜んでいただけるとやっぱり嬉しいですね。

稽古し始めてからもう12年くらいになりました。

落語はもともと仏教と深い縁があります。

いろいろと関係のある噺をしますが、特に5戒が出てくる落語ははよくできてます。

仏法世界は5戒で保つなどという台詞は、「蒟蒻問答」の大切な後半のシーンにも登場するのです。

5つの戒めとは何か

すぐに言える人はかなりの人ですね。

殺生戒(せっしょうかい)生き物を殺してはいけない。
偸盗戒(ちゅうとうかい)他人のものを盗んではいけない。
邪淫戒(じゃいんかい)自分の妻(または夫)以外と交わってはいけない。
妄語戒(もうごかい)うそをついてはいけない。
飲酒戒(おんじゅかい)酒を飲んではいけない。

この5つです。

お酒を飲んでもいけないのかと思った方もいるでしょう。

これは量を過ごしてはいけないということです。

上手に飲むことまで否定しているワケではありません。

念のため。

本当はこの上に10の戒めというのがあるのです。

それをさらにコンパクトにしたのが、この5戒でしょうか。

最澄の教え

天台宗を開いた伝教大師最澄の教えの中に10戒があります。

これは元々仏教修行をする人のために説いた戒めです。

よく読むと、どれもまことにあたりまえの話ばかりで拍子抜けがしてしまいます。

先日、とある法事に出かけた時も、年老いた住職がこの言葉の意味を説明していました。

聞いていても胸が痛いですね。

geralt / Pixabay

全てが自分に返ってきます。

あまりにも当たり前なのですが、なかなか守れない。

このあたりが人間の限界なのかもしれません。

不殺生(ふせっしょう)むやみに生き物を傷つけない
不偸盗(ふちゅうとう)ものを盗まない
不邪婬(ふじゃいん)男女の道を乱さない
不妄語(ふもうご)うそをつかない
不綺語(ふきご)無意味なおしゃべりをしない
不悪口(ふあっく)乱暴なことばを使わない
不両舌(ふりょうぜつ)筋の通らないことを言わない
不慳貪(ふけんどん)欲深いことをしない
不瞋恚(ふしんに)耐え忍んで怒らない
不邪見(ふじゃけん)まちがった考え方をしない

これだけ守れたら、もうその場で仏様になれそうな気さえします。

亡くなった思想家の吉本隆明が書いた本に『禁忌論』というのがあります。

簡単にいえばタブー論です。

その中に面白い記述がありました。

なぜ禁忌なのか。

なぜしてはいけないのか。

それは誰もが望むからだというのです。

まさにしてはならないことの中にこそ、人間の真実が宿っているというわけです。

そう言われてこの戒めを読んでみると、なるほど、どれも誘惑に満ちています。

最澄は在家の信者に対して別に5戒と呼ばれるものをまとめました。

ほとんど十善戒と同じ内容ですね。

コンパクトバージョンとでも呼べばいいのでしょう。

冒頭に書きました。

あらためて読んでみてください。

振り込め詐欺は妄語そのもの

毎日食事の前にNHKの関東版ニュースを見ています。

その中に「ストップ詐欺被害」というコーナーがあるのです。

毎日放送されています。

その被害額も違います。

手口も違います。

よくこんなに騙される人がいるもんだと感心する一方で、騙す人もこれだけいるのだということに驚かされます。

geralt / Pixabay

働かずに人のお金を騙して横取りしようとするのですから、かなりの知能犯ばかりです。

それも人間の心理の裏をたくみについて、信用させ口座から金銭を盗み取ろうというのです。

以前は「オレオレ詐欺」と呼んでいましたが、今は「振り込め詐欺」と名を変えています。

まさに振り込ませるのです。

何人もで共謀し、それぞれの役割になって畳みかけるように電話をかけます。

お金の魔力は怖ろしいですね。

善悪の気持なんかどっかへ飛んで行ってしまうんですかね。

本当に悲しい話です。

追い込まれたら、人間なんでもやってしまうんでしょう。

正直な人は相手の言われるままに暗証番号やキャッシュカードなどを相手に渡してしまいます。

最初の頃は息子を演じた親族中心の詐欺が多かったです。

会社の金を使い込んだとか、手形や小切手などを置き忘れたといった電話から始まるケースが多かったようです。

それが次第に複雑化し、警察官、弁護士等を装い、親族が起こした事件や事故に対する示談金等を名目に金銭等をだまし取る詐欺なども増えました。

最近では全国銀行協会とか市役所の保険金還付担当などといい、相手を信用させる手口が横行しています。

公的な機関名には弱い

笑い話のようですが、以前はよく「消防署の方から来ました」といって小型の消化器を売る詐欺がかなりありました。

「消防署の方」というのはまさにその方角というだけの意味です。

けっしてウソをついているワケではありません。

現在ではさすがにこんな単純な手口でひっかかる人もいないと思います。

最近では期限切れとか事件がらみでもう使えなくなったからといって提出させたキャッシュカードに切り込みを入れる方法で相手を信用させるパターンが多いようですね。

ICチップが入っているところは切らないので、本当はそのまま使えるのです。

犯人は一旦封筒などに入れて密封します。

相手がちょっと別の用事でその場を去った瞬間に同じような封筒とすり替えてしまうワケです。

騙されるのは高齢者ばかりかと思うと、そんなこともありません。

40代くらいの人も詐欺にあっているのです。

昔から詐欺師は紳士の恰好でやってくるといいます。

きちとんした身なりをしていると、信用してしまうんですね。

警察の制服などにも弱いのです。

stevepb / Pixabay

地面師と呼ばれる詐欺師グループなども実に人間の心理を読み取るのがうまいと言われています。

自分は騙されるはずがないという人が1番被害にあいやすいのです。

息子や孫を騙る者からの電話はまず用心ありきです。 

携帯電話を落としたとか壊れたので、新しい電話番号にしたなどいうのはまずウソです。

被害者は、実の息子や孫が大変な状態になっていると信じ込むと周囲が見えなくなってしまうのです。

だれにも言わないでくれなどと言われるとなおさらのことです。

犯人は騙される人が悪いんだと言います。

そこまで言い切ってしまう人間にはなりたくないものですけどね。

本当にお金がなくなった人がみな詐欺師になるワケではありません。

罪人になる人とならずにいる人との境界は何なのでしょう。

善良な人は自分が騙されたことで落ち込んでしまい、家族の厳しい視線に耐えられなくなって自殺してしまうケースもあるといいます。

つらすぎる話です。

事前に録音した駅構内や道路の音、女性の声などが聞こえるようにしたり、警察官や弁護士などを名乗る者が次々に電話口に出る劇場型の手口もあります。

人間は哀しい生き物です。

ここまでして、お金を手にしてさてどんな気持ちなのか。

それでおいしいものを食べ、欲しいものを買って幸福になれるのでしょうか。

やはり人非人と呼ぶしかありません。

いつか天罰が下るんでしょうね。

お天道様は必ず見ている。

そういう信念をもって欲しいものです。

もちろんここにあげた他の戒めも大切ですよ。

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もう一度胸にしまってもらいたいものです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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