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ノート

「小国寡民・老荘」便利な道具や技術を避け質素な暮らしを望む人生のあり方

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「能をつかんとする人・徒然草」1つの道を愚直に突き進むことの難しさ

兼好法師の『徒然草』には今も通用する真理がたくさん含まれています。そのうちの一つがこの芸能に関するものです。芸の道に精進するということの厳しさを実感させられます。飽きずにコツコツと長くやり続けることの大切さが示されています。
ノート

本を読むことの意味をネット全盛の社会の中でもう一度考えてみた

ネット社会の中で、本を読むことの意味はどこにあるのでしょうか。考えてみると、なかなかに難しいテーマです。自分の知らない世界への飛躍に満ちた想像力の遊飛とでも考えることはできませんか。
ノート

「幸福はどこに」子ども時代との断絶を経験しない大人の行き着く先は

働くことの意味みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。子ども時代との断絶を経験しなかった人が増えていますね。大人と同じような価値観を、いかにも自分の考えとして述べる子どもも増えました。学歴厨などと呼ばれる人も、その中に入るかもしれませ...
小論文

「ネット時代」世界が狭くなり人は観客席に座ったままの傍観者になる

ネット時代とはとういう表情を持っているのか。人はそこでどんな行動をとるのか。考えてみる価値がありますね。本来、人間がしてきた考えるという行為も、今やAIが代わって行う時代になりました。そこで人の知識や経験はどういう意味を持つのでしょうか。

「落窪物語」継子いじめというテーマは人間の本性に根差したものなのか

落窪物語といえば、中世から読み継がれている継子いじめの話しです。人間は本質的にいじめという行為をやめられないものなのかもしれません。どこかで非難しつつ、やはり好奇心をそそらずにはいられないのでしょう。
ノート

「いつも何度でも」主題歌には宮崎駿の死生観が滲み出ている「千と千尋の神隠し」

いつも何度でもという「千と千尋の神隠し」の主題歌には死生観が色濃くにじんでいる。作詞家、覚和歌子さんの詩の中に「ゼロになるからだ」という表現が何度もでてくる。ここに宮崎駿の持つ死への観念が滲み出ている。今回は詩の中にある意味を読み取ってみた。

「続古事談・長方卿の両京の定め」福原遷都の無謀さを清盛に説いた男がいた

福原遷都みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は平清盛が周囲の反対を押し切って、強引に福原へ都を遷そうとした話を取り上げます。『続古事談』は説話集です。編者はわかっていません。成立は鎌倉時代前期と言われています。源顕兼の著した『...
小論文

「同調圧力の強い社会」異邦人の存在とは何かという問いに答える試み

同町圧力の強い社会の中で生きていくということは、容易ではありません。しかし何かの拍子に異邦人になる可能性があるのです。それは病気になった時と同じ質を持っています。その内側を少し探っていきましょう。
学び

「沈黙とことば」一見対立するようなものの中に濃密な関係が潜むという発見

ことばと沈黙の関係は複雑です。饒舌であればそれでよいというワケではありません。沈黙が十分なコミュニケーションの役割を果たすこともあります。どちらも必要にして十分な力を持っているのです。

「羅生門・芥川龍之介」高校用教科書「現代の国語」がこだわる定番小説の教育力

改訂版「現代の国語」には今年からかなり小説が載りました。従来は文科省が承認していなかったのです。定番小説を所収し、高校生達に文学を知ることの意味を学ばせたいとする意向なのでしょうか。あるいはほかに意図するところがあるのか。
ノート

「セレンディピティ」偶然の幸運が出会いや縁をはぐくみ新しいチャンスを生む

セレンディピティというのは難しい言葉です。日本風にいえば、縁と出会いということでしょうか。ふとしたきっかけが元になって、大きな成果がもたらされるということです。人生には本当にいろいろなことがありますね。
小論文

「自分の木の下で・大江健三郎」学校へ行くことの意味を改めて問うてみた

学校へ行くという行為にはどういう意味があるのか。大江健三郎は自らの著書で問うています。子供が障害児として生まれたことで、さまざまな現実を見ることになりました。それが教育や学校という命題に向き合うきっかけになったのです。
ノート

「9割本の行方」数多く出版されたこのジャンルにもさすがに飽きが来たか

9割本と呼ばれる本のジャンルがあります。タイトルに9割があふれかえっているのです。今までに何冊出版されたのでしょうか。人間の心理の奥に9割がヒットする場所があるのかもしれませんね。そのヒミツを探ってみましょう。
ノート

「漢字とひらがな」文章を書くときに一番悩むのはこのポイント「使い分け」

漢字とひらがなの使い分けにはいくつかのルールがあります。もちろん、これが完全な正解だというものではありません。それぞれの人の感覚に負う場面も多いのです。しかし基本を知っておけば、あまり悩むこともなくなります。
ノート

「桜旅」本が高いという記事を読みながら読書をすることの意味を考えた

桜を見るたびに出かけきました。帰ってきてからふと目にとまった記事がこれです。本が高い。ハッとしました。確かに近年の値上げラッシュの中で、本の値段は上がっています。しかしもともと、本は高いものでもあるのです。本の価値とは何でしょうか。