ノート

【落語・ことばあそび】日本語の持つ音の魅力を堪能【人気3演目】

日本語は実に面白い構造を持っています。同じ音で意味が全く違う表現ができるのです。そういった特性を持つ言葉を主題にして落語があります。「しの字嫌い」「ん回し」「山号寺号」がそれです。ちょっと声に出してみてください。楽しいですよ。

【奥の細道・平泉】芭蕉の視線の彼方には杜甫の漢詩・春望が見えた

『奥の細道』の中でも「平泉」はとりわけ表現のみごとな段落です。その理由は背景に杜甫の詩を連想させるからです。「春望」の世界をイメージしながら、この段を読むと、格別の感慨があります。松尾芭蕉は有名な俳句をここでつくりました。
小論文

【小論文・生活保護】コロナ禍で失業者と高齢者に世間の目が厳しく

小論文のテーマとして生活保護を扱うケースがあります。グラフや資料を見ながら、問題点を探るという内容が多いようです。コロナ禍で失職した人や高齢者が受給者になりつつあります。どのような論点があるのか。その内容をチェックしてみましょう。
ノート

【フェルマーの最終定理】超難問がおまけで解けたというクールな話

フェルマーの最終定理を御存知ですか。350年間、誰も解けなかったのです。本当に苦労してやっと答えがみつかりました。ところがつい最近、全く別の方法で解法がみつかったのだよ。
小論文

【小論文・特訓】上達するためのトレーニング方法はこの3つでOK

小論文をうまく書けるようになりたい。誰もが同じことを考えます。しかしそう簡単ではありません。具体的にはどうしたらいいのか。そのための方法をお教えします。特別に難しいことではありません。大切なのは毎日続けることです。それだけなのです。

【高瀬舟・森鴎外】弟殺しの罪人は微笑んで島流しの刑に【青空文庫】

森鴎外の小説『高瀬舟』は中学校時代に習う作品の1つです。そこでは安楽死の是非が語られます。死ぬことが確実にわかっているのにいつまでも苦しませておくことは許されるのかという大きな医学上の問題です。さらに道徳的なテーマでもあるのです。

【やめて幸せになる100のこと】好きなように生きたらいいじゃない

人生は複雑です。簡単にやめることのできないこともあるのだよ。とはいえ、いろいろ考えていると、やめたいなあ、と思う。誠に面妖なものなんです。それが生きるということだ。
小論文

【小論文・不登校】深刻な社会問題で課題が山積【自己肯定感の獲得】

不登校の問題は深刻です。その背景は多岐に渡っています。簡単に解決のつくような問題ではありません。基本は自己肯定につきます。自分への自信をどのように身につけていくのかが、最も大切です。そのためにはどうすればいいのか。考えてみましよう。

【風の歌を聴け・村上春樹】真に孤独な作家は処女作に向かって進む

村上春樹の処女小説『風の歌を聴け』は不思議な魅力に満ちた作品です。登場人物たちの言葉にどのような意味があるのか。その1つ1つを解きほぐしていくことで、作家の内面にせまることができます。彼が何を感じ、考えているのかを探ってみましょう。

【ありがたきもの・枕草子】清少納言の観察力にはただ脱帽するのみ

清少納言の『枕草子』には鋭い観察力があふれています。とくにものづくしの段は秀逸です。今回は「ありがたきもの」を読みましょう。滅多にないものという意味です。人の悪口を言ったり、噂をしたり、仲違いをしたり。人間関係は厄介なものです。

【山椒魚・井伏鱒二】寓話にこめられた生存の苦悩【自意識と虚勢】

井伏鱒二の代表作『山椒魚』はどのようにも解釈できる寓話です。いわゆる人間の自意識を扱った作品とも読めます。また現在の引きこもりなどの現象を考える時の参考にもなります。いろいろな議論のたたき台になる作品です。一読をお勧めします。
小論文

【小論文・バリアフリーとユニバーサルデザイン】関係と差に着目する

厳密に言うと、バリアフリーとユニバーサルデザインは違います。発想の根本に大きな開きがあるのです。しかし最終的な局面においてはほぼ同じように見えます。根底にはノーマライゼーションの考え方があるのです。基本的な差について把握しておいてください。
小論文

【小論文・電子書籍】メリットとデメリットを把握【紙媒体との違い】

小論文のテーマの中に電子書籍の問題があります。最近はキンドルなどの特別な装置も機能が充実しています。文字も大変読みやすくなりました。紙の媒体との違いはどこにあるのか。それを冷静にみてとることが必要でしょう。

【ブログ・900本】言葉の扱いに悩んだらコレ【記者ハンドブック】

このブログもいよいよ記事数が900になりつつあります。2年半、毎日ずっと3000字以上書いています。言葉の表現に悩む日々です。どうしてもわからないときは、『記者ハンドブック』をみます。最新の書き方が示してあるからです。

【奥の細道・立石寺】松尾芭蕉が感じた閑かさは蝉しぐれの中にあった

松尾芭蕉は尾花沢から戻り山形県の立石寺に立ち寄りました。『奥の細道』に所収されている俳句の中でも屈指の作品がここで生まれたのです。その経緯をみてみると、俳聖と呼ばれた芭蕉がどれほどに推敲を重ねて、この句が生まれたのかがよくわかります。
小論文

【小論文・ツッコミの威力】課題文の考え方に楔を打ち込む勇気が大切

小論文の試験は課題文から始まるようなものです。内容を読み取らなければなりません。しかし常識が邪魔をして、正確に理解できないのです。そのような時に大切なのは、疑問を持ち続けることです。絶対に筆者の論点を鵜呑みにしてはいけません。