【チーズはどこへ消えた?】ビジネスマンの心に潜む変化への迷いは

『チーズはどこへ消えた』という本を知っていますか。現代のビジネスマンの中にある不安を言葉にした時、それがチーズだったのです。それまでは食べられたチーズがいつの間にか、なくなってしまいます。どうしたらいいのか。そのテーマが主題です。

【恩師・一期一会】人との出会いがこの世界を支える【僥倖の時間】

高校時代に国語を教えてもらった先生のことが忘れられません。野口武彦先生です。先生はその後、神戸大学の教授になりました。学生運動の活動家でもありました。小説を次々と発表し、その後文学評論を書き始めました。恩師と呼べる人です。

【私が棄てた女・遠藤周作】1人の女性像に永遠の聖性を託した小説

遠藤周作は第3の新人と呼ばれたグループの作家です。代表作はなんといっても『沈黙』でしょう。しかしそれ以前に書かれた作品にも名作が多々あります。ここでは『私が棄てた女』を取り上げます。聖性に満ちたイエスやマリアにも通じる美しい心の持ち主です。

【史記・韓信の股くぐり】大きな目的を実現するために恥辱を我慢した男

韓信という人の名前を御存知ですか。「韓信の股くぐり」という話の中に出てきます。劉邦の家来です。将軍として劉邦を支え続けました。なぜ恥辱を受けても、それを我慢したのか。そこには真の目的があったからです。そのためには耐えることを知っていました。
学び

【少子化・未婚・晩婚化】人口減少の原因はまさにコレ!【小論文】

少子高齢化への背景には未婚や晩婚の問題があります。女性がかつてとは違い、高学歴化しています。社会に出て活躍する人も多く、結婚をしないケースが多いのです。その結果、子供の出生数も減っています。国力を維持するため、どんな方策があるのでしょうか。
学び

【ジェンダーバイアス】SDGsの中で最もよく試験に出るテーマはこれ

sdgsのテーマの中で今年最も入試に出たのはジェンダーでした。その中でもジェンダーバイアスと呼ばれる無差別の観念だったのです。実際にどのようなものであるのかについて、少し詳しくみていきましょう。実に根の深いテーマなのです。
学び

【AIとテクノロジー】人間と機械との協働はどこまで可能なのか

人工知能の発展はものすごいです。その威力の源はディープラーニングにあります。自らの力で学力を獲得していくのです。その結果、多くの仕事が機械に奪われることとなりました。人間はどのようにしてAIと協働していけばいいのでしょうか。

【売油翁・帰田録】技術を習熟した先にはそれを超えた高い境地がある

中国の本にはさまざまな種類のものがあります。その中でも哲学者たちの記録には深い内容の著作が多いですね。この『帰田録』という本は不思議な味わいに満ちています。高校で習った人もいるかもしれません。技術に習熟することの意味を考えてください。
学び

【幸せの基準】セミナーに参加していろいろと考えた【ベトナム編】

幸せの基準はどこにあるのでしょうか。それぞれの国の文化や宗教などによって大きく変わるはずです。ベトナムの先生方と泊まりがけのセミナーでディスカッションする中で、いろいろなことを考えました。今回はその1つを取り上げて考えてみます。
学び

【課題文の読解】文章の内容と構造を読後にきちんと説明できますか?

推薦入試は内申書、面接、小論文の3点セットで行われるケースが大半です。なかでも小論文は大変に難しいです。課題文を読み取れることができるのか。それが合否の分かれ目です。きちんと対立の構造を見分け、テーマを正面から書き留めてください。
暮らし

【ブラック校則】廃止に向けて理不尽な戦いは今後も続く【都立高校】

都立高校はブラック校則と言われているものについて、検証を開始しました。その結果、いくつかの校則を全廃することになったのです。ツーブロックや下着の色を指定するなどというのは全廃されることになりました。なぜこのようなルールがあるのでしょうか。
学び

【小論文・共感と同情】福祉系の問題は解決への糸口を慎重に考慮すべき

今回は福祉系の過去問を探ってみました。課題文にあたるのが1篇の詩です。それをヒントに同情と共感のキーワードをたよりにして、文をまとめます。強者の立場から弱者を見るという視点を完全に放逐しないと、いい文章は書けません。
学び

【大学・転部・編入学】ちゃんと考えて受験をしないと後が大変です

大学を受験する時には、慎重に学部と学科を選びましょう。途中で変えようとしても、なかなかに困難なのです。どうしても転部したい場合は、そのための試験を受けなければならないケースが多いです。ぼく自身の経験をここに書きとめてみました。
学び

【小論文・教育格差】経済の視点から学力の問題に切り込む【労働倫理】

教育格差の問題は非常に深刻です。特に親の経済力によって、子供の将来が決まるということがあってはなりません。公的な支援が今以上に必要なのです。しかし日本では子供の教育費用を親が負担するという考え方が一般的です。なぜなのでしょうか。
学び

【小論文・アイデンティティと暴力】残虐性と背中合わせ【多文化容認】

アイデンティティは大切な考え方です。しかしあまりにその内容を突き詰めていくと、とんでもない暴力性を引き出してしまいます。常に残虐な行為と裏腹なのです。それを防ぐためにはどうすればいいのでしようか。多文化共生の論点が大切なのです。
学び

【小論文・自由の本質】社会との関わりの中で喜びを得る自在感とは

小論文のテーマとして、「自由」はよく出題されます。内容がさまざまに分岐しているからです。どのような形でも論述することが可能なのです。ここでは対立構造のハッキリしている文章をとりあげました。それだけに内容を正確に読み取らなければいけません。