【コミュ力の頂上】話を熱心に聞こうとする姿勢に人は好感を抱くのです

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コミュ力

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

今回は最も難しいといわれる「コミュ力」について考えます。

現代を生き抜くために本当に必要な力とは、と問われたら、最初に思い浮かぶものは何でしょうか。

ぼくは絶対に「コミュニケーション力」だと思います。

最も厄介で神経を使うのは、なんといっても人間関係です。

人間がストレスの元凶なのです。

誰にでも好き嫌いがあります。

初対面の時に、どんな印象を持つのかは重大です。

第一印象が9割だなどという本もあるくらいです。

確かに人は見た目なのかもしれません。

気配といってもいいでしょう。

その人が持っている雰囲気とか、姿勢とか、話し方とか。

その全てが最初の時の印象によるのです。

しかしそれで何もかもが決まってしまうのならば、むしろ簡単かもしれません。

問題はそれ以後ですね。

案外、見かけとは違ったということも、よくあります。

しばらくつきあってみたら、意外といい人だったなどという話も聞きます。

当然、その反対もありますね。

模擬面接の様子を、ユーチューブなどで見たことがありますか。

いわゆる就活のための面接テクニックを教えるサイトです。

なるほどこういう人なら採用されるという鉄板のパターンがあります。

何人もの候補者の中から1人を選ばなければならない時、どこを最初に見るのか。

ものすごく難しいテーマです。

面接官はくたびれる

ぼく自身、毎年のように入試の面接官をしてきました。

都立高校では一般入試に先立って推薦入試をしています。

必ず面接があるのです。

通常は教員3人に対して、受験生が1人というパターンが多いです。

その他にも、何度か頼まれて都が外国に派遣する生徒の面接をしたこともあります。

考えてみれば、人が人を選ぶということくらい不遜なものはありません。

どこがよくて、どこが悪いのかを短時間のうちに、判断しなくてはならないのです。

終わった後はいつも疲れ切って、しばらくぼんやりしてしまいます。

大袈裟にいえば、強力な審美眼が必要です。

あるいは人間観とでもいった方がいいでしょうか。

第三者の冷徹な目をもっていなくてはなりません。

冷静な判断が要求されるのです。

これが入社試験となれば、もっと難しいのは、容易に想像できるでしょうね。

会社という組織は利益共同体です。

一定の能力を持っている人の中で、さらに会社にとって貢献をしてくれるに違いない人材を発掘するのです。

どこを見ればいいのか。

数値化できる部分も確かにあるでしょう。

しかし最後は自分の直感に頼らなければなりません。

会社によっては何度もそのチェックを繰り返します。

その時に最も必要な要素とは何か。

最近、「人間力」ということを考える機会が増えました。

極端にいえば、学歴などで測れる内容には限度があるということです。

もちろん、一定のフィルターにはなるでしょう。

しかし、最後は人間対人間の勝負になると考えます。

人事部のベテランを相手に、どう立ち回れば評価があがるのか。

必ず採用したくなる人というのは確かにいます。

あなたなら、どんな人が好ましいと思いますか。

聞く力

長く生きていると、最後の武器は人間性だとしみじみ思います。

「人たらし」という言葉がありますね。

あまりいい意味に使わないことの方が多いようです。

いつの間にか、その人間が好きになってしまうという瞬間があるものです。

それがまさに、人間力の大きなポイントなのです。

どこかチャーミングなところがあるという人には、やはり魅力があります。

ではどうしたら、そうなれるのか。

これは難問です。

人によって全く違います。

人間ですから、時には失敗をすることもあるでしょう。

それを無理に隠したりしないというのもあるかもしれません。

あるいは言い訳をせず、素直に謝ってしまう。

逆に相手の懐に飛び込む。

そういう意味で考えると、もっとも大切な要素は「聞く力」かもしれません。

実はこれがもっとも難しいような気がするのです。

とうとうと持論を述べるから、評価されるというものではないのです。

人間には厄介な嫉妬という感情もありますからね。

むしろ、相手の気持ちをそらさずに話を聞く。

それも心から興味と関心をもってです。

これが実に難しいのです。

的確な相槌も必要です。

表情にもすぐに反応がでます。

あるいはジェスチャーも大切です。

さらにいえば、目です。

話している相手と、いいタイミングで目をあわせる。

これらが自然に柔らかくできる人は、それだけでものすごいパワーを持っています。

鎧を脱ぐ

想像してみてください。

自分の話を興味深く聞いてくれる人に、反感を持つ人はいるでしょうか。

楽しそうな表情をして、うまく自分をリードしてくれる人に対しては、必ず愛着を感じるものです。

頭の回転がよく、力で押してくる人は多くいます。

しかし話をうまく引き出してくれる人は、そう多くはありません。

学歴のレベルで測れるようなものではありません。

人間は人間との間でしか、動けません。

そのために、人間関係を良くするための必要な要素があるのです。

その最大の力が「コミュ力」というわけです。

geralt / Pixabay

当然、その反対側にある「コミュ障」などいう言葉も聞いたことがありますね。

いやな表現です。

劣等感の方が先に飛びだしてくるような言葉です。

なんとかしなくてはなりません。

人は1人では生きていけないのです。

現代のように、情報化した社会の中で生き抜くには、さまざまなデバイスを使いこなさなくてはなりません。

ところがなんでもメールですませているうちに、人と顔をあわせて話すことができなくなります。

企業の人事部がサークルの中などでもまれてきた人を欲しがる理由も、そのあたりにあります。

先輩と後輩の関係などは、一朝一夕に体得できるものではありません。

相手との交渉事で問題などが生じたときに、どうそれを解決していくのかという高度なテーマが、日常的に起こり得ます。

どんなことも面倒くさがらず、丁寧にこなしていく力が必要です。

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相手の言うことを正しく理解し、相手にも正しく理解してもらうことのできる人こそが、これからの時代のパイオニアだと感じます。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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