明治チェルシー
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
今回はぼくの大好きなCMソングを紹介させてください。
CMの作曲といえば昨年、亡くなった小林亜星さんが第1人者でした。
巨星堕つという言葉がまさにピッタリです。
本当にいろんな曲を書いてくれました。
その中で、ぼくが好きなのはブリジストンの「どこまでも行こう」とこの明治チェルシーの歌です。
すごく昔の歌です。
でもいい曲はいい。
新しいキャンディーができるので新鮮な曲をという依頼だったそうです。
スコットランドの伝統をアコースティックな音にしてという難しい注文を受けて、この曲ができました。
歌詞もいいですね。
安井かずみさんの言葉にはちっとも難しい表現がありません。
それでいて、心が自然にやわらかくなる。
すごく不思議です。
イギリスの古い民謡の味わいをイメージしたということですが、ぼくにはスイスアルプスの向こうから風が吹いてきた印象があります。
ちっとも難しい音を使ったワケではありません。
小林亜星という人には本当にセンスがあります。
アイルランドやスコットランドの響きも懐かしさの一因でしょうか。
歌詞とのコラボがここまで成功した曲は少ないと感じます。
つらい時に
つらい時に、歌いたくなる歌です。
もう明治のキャンディーなどという個別のCMじゃありません。
もっと懐かしい音の連なりです。
シモンズの可憐な歌もいいですね。
南沙織のもいいし、八神純子のもピュアでいい。
サーカスのハーモニーもすごくきれいです。
同じ曲なのにアレンジがたくさんあって、どれほど愛されてきたのかよくわかります。
やはり詩もいい。
これには頭が下がります。
全部で3番まであります。
歌詞
なつかしい人に出逢ったような
やさしいたよりがいまとどいた
忘れかけていたしあわせ
あなたにもわけてあげたい
ほら、チェルシー
もひとつ、チェルシー
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このチェルシーというネーミングも成功していますね。
最終的に2つの候補が残ったそうです。
やさしい響きのある女性の好みそうな音の連なりです。
この曲を聴いているだけで、なぜ心がこんなに安らぐのでしょうか。
すごく不思議です。
詩も随分と推敲されたようです。
それだけに心が洗われますね。
好きな人の歌を何度も聴くと、いい気持になりますよ。
じゃあね。