【シンプルライフ】捨てる贅沢を知ればそれだけで心が豊かになる

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シンプル・イズ・ベスト

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

昨日もちょっと朝からテレビを見てしまいました。

2人の有名人が出てきて、自分の不用品を売るという番組です。

どちらがより高く売れるのかを競うのです。

昨今は断捨離という言葉が当たり前になっています。

確かになるべくものを持たないことがスマートだとする考え方があります。

しかしやっぱりなんでも欲しいという人もいるのです。

2人ともすごく立派な家に住んでいました。

タレントというのはうまくいくと、あっという間に資産家になれるんですね。

誠に羨ましい話です。

さてその家にあるいらないものをまずあちこちから引っ張り出してきます。

これには奥さんの手がやはり必要のようです。

こんなにいらないものがあるのかというぐらい出てきました。

大きなガレージや倉庫にいっぱい入っているのです。

子供が着た服から自動車までありました。

車なんて何台もいりませんしね。

ここで登場したのがご存知メルカリです。

なんでも売ったり買ったりしましょうという昨今はやりのゲーム感覚フリマソフトです。

もちろんマージンは取られます。

売買価格の10%をしっかりとられるのです。

値段の引き下げ交渉も可能です。

写真をとってスマホにアップすれば、それでOK。

いらないものを売り、欲しいものを買う人にとっては実にありがたいシステムです。

ぼくも何度か使ったことがあります。

やってみると結構楽しいですよ。

不用品の山

どんなに高いものでも、売る時は二束三文とはよくいったものです。

ものの価値というのは何なんでしょう。

買った時は高かった毛皮のコートが予想より安かったり…。

ロレックスの時計が入っていたパッケージ一式が1万円以上もしたり…。

ただの箱ですよ。

それと包装紙にリボンだけ。

ますます世の中がわからなくなりますね。

どんなに愛着のあるものでも、結局はブランドという共同の幻想の中に埋め込まれちゃうんでしょうか。

考えてみればお金だってそうです。

Domas / Pixabay

紙幣なんか、ただの紙ですからね。

裸の王様みたいなものです。

だれかが紙だと叫べば、燃えて灰になるだけです。

かつて研修旅行で訪れたアフリカのザンビアという国のお金はクアチャという単位でした。

まだ紙幣を持っていますが、どこの銀行も取り替えてくれません。

つまり紙そのものなのです。

お金は信用がなくなったらミジメですね。

毎日お水をあげて花が咲くのを待っていた星の王子様の方がずっと幸せです。

何台あっても乗らない車よりはずっと価値があると思いますけど…。

ドミニック・ローホー

ドミニック・ローホーという人を知ったのはある語学番組ででした。

それまで全く気にとめたこともなかったのです。

少し調べてみると、かなりの本を出版し、そのどれもがベストセラーになっているらしいのです。

早速興味を持ち、ちょっと書店を覗いてみました。

どれもがそれほど厚い本ではなく、すぐに読めてしまいます。

しかしここに書かれている通り実践するのは、かなり大変だろうとすぐに感じました。

まさに断捨離の本です。

ローホーさんの意見によれば、現代人がものを持つのは恐怖心からきているのではないかということです。

持たないこと、あるいは持てないことに対する怖れが強いというのです。

何もないところから這い上がってきた世代の人にとっては、なおのこと、持っているということが安心感の支えなのでしょう。

しかし今や、持たないということが一つのステータスになりうる時代になったのかもしれません。

彼女は言います。

日本のデパートは美しすぎ、何も買わないで帰ってくるということができないと。

それならばどうしたらいいのか。

結論は簡単です。

行かなければいい。

お金を持っているとつい買いたくなります。

カードも同様です。

そういう装置として、業者はクレジットカードを持てと勧めるのです。

ということは買わなくても済むものを無理に手に入れようとしないということにつきます。

あるいは必要なものの数をつねに計算し、それ以上に買わないということでしょう。

しかし言うは易く行うは難しです。

彼女の著書にはさまざまな表現が満ちあふれています。

「大事なもの以外なにもいらない」をつねにおまじないにして生きるなどというのはどうでしょう。

少ないが多い

「少なく」が「多く」をもたらすことを現実に実感してみるというのはリアリティーがありますね。

彼女の家には本当にものが少ないようです。

低いテーブルと椅子、それに食事をする時の場所があればそれで十分だと言います。

石の家よりは木の家を。

壁には絵画をかけないそうです。

そうしたものにはなんの変化もありません。

それよりも花を置いておくと、時の移ろいを感じるとか。

さらには光と影を大切にし、お客様のたたずまいこそが、その日の部屋の風景を一変させる最大の要素だとも書いています。

こうした生き方がフランス人に特有のものなのかどうか、ぼくにはわかりません。

ミニマリストなどという言葉を引っ張り出すまでもありません。

きっとこれからの日本人にも通用するものなのでしょうね。

ローホーさんは、人は生きる上で必要不可欠なモノと、満足して生きるためにある程度必要なモノがあると言います。

ある写真家が、住民1人あたりの所有物の平均数を調査してまわったことがあるそうです。

そうしたらモンゴル人は300個、日本人は6000個もあったとか。

日本にはモノを大切にする文化があり、モノを捨てるという行為に罪悪感を覚える人が多いのかもしれません。

彼女の基本的なスタンスは「モノを処分したり他人にあげたりすることに罪悪感を抱かない」ことだそうです。

ちなみに、捨てるか残すかの判断は、1年の間に1度でも使わないものは全て不用品と考えるのだとか。

そう言われてみると、ぼくの机の周りにはそんなものばかりです。

今日もこれから机の中のものを捨てます。

本当にどうでもいいものばかりでちょっと情けなくなりますけどね。

みなさんも試してみてはどうでしょうか。

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きっと豊かな気分になれると思いますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【断捨離】買ったら同じ量以上捨てる決意がゆとりある暮らしを生む
断捨離。言われて久しいですね。しかしこんなに難しいことはありません。なんとか執着を断ち切って捨ててはみるものの、またいつの間にか物が増えます。どうしてでしょうか。人間というのは厄介な生き物です。買ったら同じ量以上を捨てる。これが原則ですね。
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