隠れた能力とは
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
今回は生きていく上で1番大切な独学の方法について考えてみます。
それも自分で世界を切り拓く能力についてです。
かつては企業のワークショップとして、よく自己開発セミナーなどが行われてきました。
もちろん、今も続いています。
しかしここでは企業の営利目的ではなく、純粋に自分のためにどのように学習していけばいいのかについて考察します。
あくまでも自分の中に潜んだ力を発掘する楽しみです。
そんなもの私にはないよと言ってしまったら、そこで終わりです。
何かできないかと考え続けてください。
自分にある隠れた能力とはなにか。
それを発見するための方法があるのなら学びたい。
そこからです。
つまりそうした前向きの姿勢がこの記事の大前提になります。
慌てなくて結構です。
ゆっくりと自分のペースで進みましょう。
つまりすぐに結果が出て、社会的な成功が約束されるなどというレベルの話ではありません。
人間として、本当に幸福になるためにはどういう視点が大切なのかという話です。
一緒に考えてください。
そうすれば必ず実り豊かな時がやってきます。
自己発見は宗教ではありません。
日常の中にあるごくささやかなものを見る目を養うことです。
それがやがて大きな果実を生むのです。
権威を信じない
今回は3つの大切な要素を考えます。
その第1が「権威」です。
日本人は基本的に同じ島にすむほぼ単一の民族です。
周囲を海に囲まれ、外敵にねらわれるということもほとんどありませんでした。
だから隣の土地が別の国だという感覚を持っていません。
かつてヨーロッパを旅すると、汽車が国境線を越えた途端にパスポートチェックがあり、通貨を交換したものです。
ユーロが使えるようになって、本当に便利になりました。
しかし今またイギリスの離脱という事件も起こっています。
つまり隣の国には異民族が住み、言葉も文化も違うのです。
たえず戦争をし、領土をとりあってきました。
自分たちの国は自分たちの力で守らなければならなかったのです。
他国の価値よりも、まず自分の国固有の思想や権威を大切にしました。
と同時に国家に対してもつねに注視を怠りませんでした。
その結果が革命などとして歴史に反映されています。
しかし日本人はそうではありません。
いわゆる市民革命の歴史もありません。
つねにお上意識から抜けられないのです。
上からの権威に大変弱いのです。
外圧に弱いという側面もあります。
その一例が大学教授や評論家などと呼ばれる人達でしょう。
政府の審議会には有識者という不思議な人々が名を連ねます。
それを隠れ蓑にして、政治家はあらかじめ決められた筋書き通りに方向を決めます。
多くの国民は彼らの知識がすぐれたものであり、国家の方向を誤るものではないと信じて疑いません。
これが1番怖いのです。
いわば裸の王様が裸に見えなくなっています。
独学の最初は自分の目を信じることから始めましょう。
誰が何と言おうとその時点で面白いと思ったものやことを信じることです。
時代は猛烈なスピードで動いています。
少し前の知識はすぐに役立たなくなる世界なのです。
試みにプログラミングの数式を考えてみてください。
数年したら今現在通用しているものは、既に過去のものになっています。
権威を信用してはいけません。
これが1番大切なことです。
間違っていると思ったら、すぐに反転して新しい方向を探ってください。
情報を集める
インターネットの時代になって久しいです。
以前なら今と同じ情報を集めるのは大変なことでした。
わからないことを調べるにはニフティーサービスなどと契約し、新聞社のデータベースにつないでもらいました。
通信料がとんでもなく高かったのです。
今では笑い話のようですが、事実です。
どうしても新聞社の巨大なコンピュータに頼る以外にない時代がしばらく続きました。
光通信などというものももちろんありません。
全て電話線を介してのものでした。
したがって速度も極度に遅く、通信量も少なかったのです。
それでも当時はありがたかったです。
今や時代はすでに5Gになりつつあります。
今年中にかなりの程度設置が進むでしょう。
もう誰でもが最新の情報を手に入れられる時代になりました。
あとはそれをどう料理するのか。
残るのは情報リテラシーの問題だけです。
集中的に検索し続ければ、かなりの程度すぐれた結果を取り出すことができます。
わからなければまた調べればいいのです。
問題はどの情報を自分が必要とするのかということです。
ネットにはフェイク記事も多いです。
誰でもがアップできるということは、ある意味怖いことです。
その真実と嘘を見抜く目こそが、必要になります。
これには極度の学習を必要とするでしょう。
哲学も語学もいります。
それを拒否しているようでは、最前線に躍り出るのは難しいと考えてください。
最終的な目標を探す
自己発見能力を強化するには新しい問いをたてることが最善です。
しかし何が新しいのかを知るには、何が古くなったのかを知らなければなりません。
実はこれが1番の勉強になるのです。
ヨーロッパのルネサンスはギリシャ、ローマの時代に戻る啓蒙運動でした。
それと同じことを自分の中に構築しなければなりません。
与えられた問題を解いている時代はもう終わったのです。
ラジオで放送されている「子供電話相談室」をご存知ですね。
子供はとんでもない問いを発します。
しかも大人にはなかなか答えられない根源的な問いが多いです。
なぜじゃんけんで負けるとくやしいのですか。
みなさんはなんと答えますか。
自分になぜを言い続けることです。
すぐに答えられなくなるはずです。
世界は複雑系そのものです。
まず問いを発するところから始めてください。
その問題が解決したらすぐに次のより高次な課題があらわれます。
必ず目の前に出てくるのです。
もしそうでないとしたら、それ以前に提出された問いはフェイクだったと判断して間違いがないでしょう。
科学に限らず、哲学、心理学、社会学、経済学。
あらゆる分野に新しい問いが芽生える筈です。
その問いへの関わり方が問題発見能力を増大させます。
自分で解決のつかないテーマを次々と検索し、考え続けてください。
あなたはいつの間にか、人間的な魅力に富んだ人になれるに違いありません。
と同時に、時代の最前線に立てるのです。
ここに書いたことは決して難しいことではありません。
必要なのは続ける意志力だけです。
やる価値は十分にあると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。