【千曲川旅情の歌】島崎藤村の詩を読み時の流れに身を浸したい【五七調】

島崎藤村の詩の中で、最もよく知られたものです。日本人なら、誰でも1度は口にしたことがあるはずです。ぜひ、暗記して声に出してください。心地がとてもよくなります。彼の持っていた抒情性が見事に結晶した詩です。

【ベル・エポック・絲山秋子】独身女性同士の友情の切なさが身に沁みる短編

作家、絲山秋子の短編『ベル・エポック』は実に切ない作品です。けっして難しい言葉を使っているワケではありません。しかし30歳を過ぎた頃に知り合った女性同士の友情の難しさというものをしみじみと感じさせます。いい小説です。
学び

【孟子・性善説】礼を身につけ欲を抑え仁の心を持てと説いた儒学の師

孟子の文章を読んでみましょう。いずれも高校の教科書に載っているものです。難しいことは書いてありません。どれも基本的なことばかりです。しかしそれを実行することは、大変に難しいです。どのようにしたらうまくいくのでしょうか。
学び

【小論文をねじふせる】的確な質問を自作し解答を煮詰めて文章力を身につける

書く力をつけるにはどうしたらいいのか。それには自分でたくさんの問題をつくることです。なるべく日常的に自分の世界を深く刻みつけていくことです。そのたびに力が増します。さらに他者の文章を読むことです。それも論理性の高い文章をです。
暮らし

【良縁に身をゆだねる】人とのつながりが続く日々【縁は異なもの】

縁は異なものといいます。まさにその表現の通り、複雑な一面を持っています。伴侶になる人との出会いなどは、まさにその通りでしょう。そうでなくても多くの人との良縁によって人生を歩むということが、望ましいのです。

【無名草子・清少納言】中宮定子に身も心も捧げた才ある女性の末路は

無名草子には清少納言のことを書いた部分があります。鎌倉時代の考え方からすると、あまりにも才能を持った女性の一生は幸せにはならないと考えられていたようです。父親から漢文を習ったことで、他の女房達との関係はそれほどうまくはいっていませんでした。