【韓非子・猿の彫り物】バラの棘に鑿の刃は立たず【法こそが国の基軸】

『韓非子』を扱います。法家の代表的な本です。ここでは1つのユニークな例え話を持ち出して、いかに国家を運営することが困難であるのかということを示しています。ポイントは猿の置物です。こんな話が中国にはいくつもあるのです。

【侵官之書・韓非子】法や規律に背く行為は善意によるものでも認めず

韓非子の「侵官之書」を読むと、一見簡単そうなことが書いてあると感じます。しかしその考え方を遡ってくと、法治主義の持つ厳しい現実につきあたるのです。儒家の考え方とは違う、法家の思想を学んでください。

【掟の門・カフカ】長編・審判の挿話から独立した不条理な物語【法とは】

フランツ・カフカの小説『掟の門』を読みます。これは『審判』という作品の挿話として書かれたものです。後に独立して1つの作品となりました。ストーリーは短いのですが、その内容は複雑です。不条理の文学と呼ばれています。
学び

【泣いて馬謖を切る】目的のためには私情を捨て法に従う厳しさが必要

泣いて馬謖を切るという言葉を聞いたことがあるかもしれません。しかし正確にはどのような意味なのか、はっきりとは知らないというケースもあるでしょう。ぜひ、この機会に覚えてください。『三国志』に出てくる軍師、諸葛孔明の話なのです。