本 【故郷の廃家・饗庭孝男】語り部のひとりとして一族の歴史を綴った鎮魂歌 饗庭(あえば)孝男先生のことは、いつか書きたいと思っていました。著書の中でも好きな本の一冊、『故郷の廃家』を久しぶりに読んだのがきっかけで纏めてみる気になりました。大学時代に授業を受けることができ、幸せでしたね。今になっても、当時のことをよく覚えています。 本
本 【完璧・十八史略】故事には歴史の重みと人の魂を鼓舞する知恵がある 完璧という故事はどのようにして生まれたのか。中国の歴史を読み解かなくてはなりません。『十八史略』の中にありました。「和氏の璧」と呼ばれる宝を欲しがった秦とそれを取られたくなかった趙との心理作戦の様子が元だったのです。 本
本 【養和の飢饉・方丈記】歴史の証言として価値の高い章段【鴨長明】 『方丈記』の中には歴史的な記述がいくつもあります。その中でも有名なのが、養和の飢饉の記述です。多くの人が亡くなった様子が、生々しく記述されています。おりしも末法思想が広く信じられていました。人々の心の中はどのようだったのでしょうか。 本
ノート 【エノラゲイ・黒い雨訴訟判決】人は本当に歴史に学んでいるのか? 黒い雨訴訟に最終判断が下されました。国は上告しないことを決めたのです。どのような意味を持つ裁判であったのか。その内容を簡単に説明しました。同時にワシントンのスミソニアン航空博物館で見た時の原爆投下機の記憶も追記してあります。 ノート
本 【方丈記・飢饉】地震と火事に襲われた歴史を生々しく綴った名随筆 歴史を生々しく綴った随筆に『方丈記』があります。鴨長明の代表作です。洪水、地震、遷都、火事、飢饉などの様子が、見事に綴ってあります。歴史の証言と言ってもいいでしょう。養和の大飢饉について書かれた部分を今回は読んでみます。 本
ノート 【TDL閉館第1号】ミートザワールドの存在が超懐かしい【思い出】 東京ディズニーランドで最初にクローズしたアトラクションはなんでしょう。ミードザワールドです。とても懐かしいです。音楽が素晴らしかったです。日本の歴史を説明するのは夢と魔法の国にはあわなかったかもしれません。しかし味わいがありました。 ノート
学び 【新書を読もう】小論文に頻出する課題はこのニクい本に直結していた 小論文を書くために何をすればいいのか。1番のお勧めは新書を読むことです。新書にはさまざまなジャンルのものがあります。自分の興味、関心のあるものから次第に裾野を広げてください。必ず課題の内容に肉迫した文章が書けるようになります。まず読むことです。 学び
小論文 【小論文・高齢化社会】平均寿命の伸びと人権問題との戦いの歴史は 高齢化社会と人権の問題は複雑に絡み合っています。基本は雇用の機会維持です。しかし実現は容易ではありません。親族からの暴力、暴言、無視、財産の無断処分、介護の放棄、虐待などの人権侵害も報告されています。後見人制度下における選挙権もポイントです。 小論文