伊勢物語

【後に会はんと・大和物語】伊勢物語の最終章を髣髴とさせる人との別れ

『大和物語』と『伊勢物語』は日本を代表する歌物語です。しかしその性格はかなり異なります。書き方の違いや、所収されている歌の詠みぶりにもむ大きな違いがあります。それをじっくりと検証していきましょう。

【梓弓・伊勢物語】現代とは全く価値観の異なる体験を疑似的に味わう

『伊勢物語』にはいくつもの歌が出てきます。それがストーリーの進行を支えているのです。「梓弓」と3年の間、家を空けていた男が戻ってくる話です。しかし女にやさしく話しかけてきた別の男とどちらを選んだのか。女心をうまく捉えた名品です。

【筒井筒・伊勢物語】女性のまごころが最後に男の愛を掴みとった話

伊勢物語は平安時代の歌物語です。在原業平らしい男が主人公として登場します。和歌を挟んだ大変に美しい物語なのです。その中でも「筒井筒」の段は女性のまごころが男の心を捉えた稀有な話です。よく味わってお読みください。けっして昔話ではありません。
暮らし

【人は無力】できることはただ敬虔な祈りを捧げることだけです

古文を勉強していると、多くの人の祈りのシーンに遭遇します。かつては人の死がごく身近にありました。今日でもコロナ禍の中、不意に人が亡くなってしまいます。人間にできることはいくらもありません。ただ祈るだけです。自らの中にいる神や仏を考えてみました。

【伊勢物語・東下り】古文の世界にひたって中世の美意識に酔いしれる

伊勢物語の世界は華麗で美しいです。源氏物語とよく並べられて賞賛されます。高校では必ず習う「東下り」の段を一緒に読みましょう。歌物語だけにたくさんの和歌が入っています。その中でも唐衣で始まる歌は最もよく知られています。技巧的にもみごとな和歌です。

【伊勢物語】成人した貴公子には恋の予感がメッチャ似合う【初冠】

伊勢物語は歌物語の代表です。高校の古文の授業でも必ず学習します。美しい言葉の表現と絵画的風景がみてとれます。さらに和歌の柔らかな言葉が心を穏やかにさせてくれるのです。主人公を在原業平に仮託してつくりあげた華麗な物語の世界を味わってください。
落語

【あたま山】ナンセンス噺の最高峰といえば絶対これでしょ【超ド級】

あたま山という落語をご存知ですか。ここまでナンセンスでばかばかしい噺はそんなにはありません。あらすじを読んでみてください。自分の頭の上にできた池に飛び込んで死んじゃうのです。よくぞ人間は想像力を発揮するものです。1度聞いてみてくださいね。
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