学び

【子どもと自然】閉じられた空間で好きなモノとだけ対話し自己満足する時代

子どもと自然の関係は大きく変わりました。少子化の時代です。群れて遊ぶということがなくなりました。そのかわり個室に入り,モノと遊ぶようになったのです。その結果、自分の快楽が中心になり、我慢をすることが激減しました。自分の嫌なことはしないのです。

【蜜柑・芥川龍之介】疲労と倦怠の日を送る作家が生の意味を垣間見た瞬間

芥川龍之介の短編の中から1作を選んでみましょう。『蜜柑』はどうでしょうか。ほんとうに短い作品ですが、当時の芥川の心理状態を見事に描き出しています。奉公にでる少女が、汽車の窓を開けて蜜柑を投げたというだけの話ですが。名作ですね。
ノート

【人情噺・百年目】旦那と番頭の落語には大人の器量と面白味がたっぷり

人情噺にはさまざまなものがあります。今回紹介する「百年目」は数ある心情噺のなかでも、難しいですね。軽い気持ちでチャレンジすると、大やけどをします。人間が描けないと、この種の噺はできません。一度はチャレンジしてみたいものですね。
ノート

【キーボード・テカリ】100均のアレでみごとに消えた話【神技】

キーボードのテカリは悩ましいですね。使っている人なら、誰でも経験しています。気になると、本当に嫌な感じなのです。キーボードを交換するのが1番早いです。しかし近年はかなり値段が高くなっています。そこで登場したのが100均のアレなのです。
小論文

【小論文のオキテ・常識を疑え】知的ストックの厚みを増す努力を続ける

小論文の基本は、筆者のテーマと同じ考え方をただ追いかけることではありません。自分の考えを前面に出しながら、常識ではなかった新局面を提出していくのです。簡単なことではありません。たえず知的ストックを蓄える必要があります。
小論文

【小論文必勝トレーニング】この3つの方法で合格力をつければ確実にパス

小論文で確実に合格力を身につけるには、いくつかの方法があります。最低限、この3つを繰り返していけば、やがて実力が身に尽きます。簡単にかいてありますが、これを本当に実践するのは難しいのです。ぜひ試してみてください。

【宮城谷昌光・春秋時代】心憎いまでの柔らかな描写力を持った作家

宮城谷昌光の小説をご紹介します。多くの本がベストセラーになっていますね。そこにあるのは歴史だけではありません。人間が描かれているのです。どのようにして人は生きていけばいいのかということが、彼の小説にはたくさん散りばめられています。
小論文

【小論文・なぜか・なぜなら】理由を明らかにする2つの表現を使いこなす

小論文は論理が命です。今までに何度もそのことを書いてきました。そのために使う表現の代表が「なぜか」と「なぜなら」です。この2つを上手に使いこなしていけば、論点のしっかりした文章になります。試みてください。
小論文

【小論文対策】いつから勉強すれば実力が身につくのか【独学は可能?】

小論文の勉強はいつから始めたらいいのか。悩むところですね。独学が可能なのかどうか。これもよくわかりません。推薦入試は期日が決まっています。総合型はかなりはやい時期から始まります。論理的な文章の書き方を早くマスターしなくてはなりません。

【花山院の出家・大鏡】藤原兼家と道兼親子の陰謀に騙された天皇の悲劇

「花山院の出家」という話は『大鏡』の中でも代表的なものです。必ず高校の教科書には所収されています。権力闘争の中で、半ば騙されて出家してしまった天皇の悲劇です。その後、藤原摂関政治が大きく動いていった政変でした。

【三顧の礼】有能な人材を登用すれば自ずと展望が開ける【劉備と孔明】

『三国志』は魅力的な話ですね。登場人物にそれぞれの味があって、引き付けられてしまいます。その中でも軍師である諸葛孔明の存在は絶大です。彼の知略によって、どれだけの戦いに勝利できたのか。一つ一つチェックしていくだけで楽しいのです。
学び

【不登校という名の正当防衛】誰もが学校拒否症の可能性を孕んでいる

小中高校で不登校の生徒が増え続けています。コロナで登校することへの意欲が下がったとも言われています。人間関係を十分に作り切れないという悩みもあるようです。根本には、どのような問題があるのでしょうか。少し深掘りしてみましょう。
学び

【観点別評価という名の黒船】仕事量が増え応募倍率ガタ落ちの危機【教職】

教員の応募が非常に少なくなっているというニュースが毎日、新聞に掲載されています。教員だけの特別な手当があることで、あらゆる仕事が任されているのです。そのうえ、高校では観点別評価も始まりました。これからどうなっていくのでしょうか。
学び

【チャットGPT時代の小論文】生成AIは空気感を捉えるのがすごく苦手

生成AIは今年の小論文入試に大きな影響を与えます。勉強の仕方も変わるでしようね。チャットGPを疑似的に使った問題なども出てくる可能性があります。それではどう対処すればいいのでしょうか。基本は日々の学習です。創造力を身につけなければいけません。

【汚れつちまつた悲しみに・中原中也】失ったものを無我夢中で追いかけて

中原中也の詩を読んだことがありますか。高校の教科書に必ず所収されています。「汚れつちまつた悲しみに」か「1つのメルヘン」のどちらかでしょうか。悲しみが汚れるとはどういうことなのか。少し考えてみてください。

【刺客・荊軻】秦の始皇帝を暗殺するために考えついた秘策とは【史記】

秦の始皇帝を暗殺しようとした荊軻の話です。このシーンはよく映画などにもなります。大変スリリングな場面なのです。生きて帰れるとは思っていませんでした。しかし暗殺を成功させるためには、他にもいくつかの秘策が必要だったのです。