【小論文・解答用紙サイズ・ネタ集め】最終段階に入ったらここをチェック

学び

解答用紙のサイズ

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

いよいよ試験も間近です。

既に合格通知を手にしている人もいるでしょう。

推薦入試はスタートがはやいです。

文化祭が終わるころには、総合型、学校推薦型の合否がほぼ出揃います。

そういう意味では、「おいしい試験」と言えますね。

ただし、あなた自身の努力だけでなく、周囲の助力の結果がもたらしてくれたものです。

感謝の気持ちを忘れてはいけません。

年が明けると、いよいよ入試が本番だという人もいるでしょう。

他人は他人、自分は自分です。

ぶれることなく真っすぐに、自分を信じて進んでください。

国公立を受験する人にとっては、まだまだ先に小論文入試が待っています。

長い文章を書かせるタイプの問題が多いですね。

1200~2000字程度になるものもあります。

これくらいの長さになると、もう小手先の力では通用しません。

簡単に結論が導けるようなタイプの問題は出ないと考えてください。

圧倒的な知識が必要です。

大学入学学力テストに重ねて、小論文でも国語力が問われるのです。

残り時間がほとんどないだけに、焦りも当然出てきます。

今までに過去問を随分とやったことでしょう。

しかし思ったような文にならない。

何を書けばいいのかわからない。

書く内容が思いつかない。

さまざまな悩みが飛び出してきます。

試験は1回限りのものです。

ミスは許されません。

まず相手を知りましょう。

10年間分の過去問を

ここまできたら当然試みているとは思いますが、もう1度、受験する大学の過去問を検討してください。

その際、1番大切なのが、解答用紙のフォーマットです。

これは毎年の問題をみれば、必ずわかります。

基本的に入試の解答用紙は、その大学独自のものです。

けっして400字詰めの原稿用紙に書けというようなものではありません。

マスの大きさや、行数もそれぞれの大学で、全く違います。

縦書きで練習していたら、横書きだったということもあります。

もちろん、その反対もあるのです。

同じ答案を同じ倍率で何枚もコピーしてください。

その形を頭の中にいれておきます。

次に、書き始める時のタイトルの位置、受験番号、名前などを書きこむところをチェックしましょう。

書き終わったら、段落の配置などにも注意してください。

全体に段落が少なすぎると、答案が真っ黒になります。

これは避けてください。

だからといって、段落が多いと、空白部分ばかりが目立ちます。

字数にもよりますが、800~1000字なら3~4段落程度。

それ以上なら5~6段落というように、自分で文字の配置などに気を配ってください。

答案用紙全体の印象は、採点者の視覚に訴えます。

多くの口にする通り、文字が丁寧にかかれた答案は、有利です。

内容以前に印象が全く違います。

丁寧に書ける人は、頭の中で言葉が整理されています。

その反対が雑な文字で書かれた答案です。

あなたが採点者だったら、どういう印象を持ちますか。

ネタを探す

この時点までくると、それほど多くのことを頭に詰めこむことはできません。

他の試験科目もあります。

小論文だけに注力することは不可能なのです。

としたら、どうするか。

過去問の流れを自分なりに分析してください。

試験を作成する先生方は、毎年同じとは決まっていません。

グループでつくりますから、微妙に変化します。

しかしその学校が欲しがる学生の資質には、それほどの変化はないと思われます。

柔らかい思考力を持った、伸びしろのある人に入学してもらいたいと考えています。

10年間分のテーマを洗い出してください。

キーワードを探ります。

ここ数年間ではどのような問題がでましたか。

政治、経済、文化、芸術、医療、教育。

あらゆるデータを調べます。

じっと読み込んでいると、出題されそうな問題のパターンが見えてくるはずです。

ここ数年、SDGs関連の問題で、気候変動などのグラフをたくさん使った問題がでているとしましょう。

CO2の排出や自然エネルギーの問題も深刻ですね。

そこまで考えた時、国内、国外の話題を拾ってください。

ネットや、新聞で探すのです。

ウクライナ侵攻と原発稼働期間変更

その時にいくつかの変化をみてとっておくことです。

当然、ピンポイントで出題されないこともあります。

それでもかまいません。

そこに意識を振り向けたということが大切なのです。

他のテーマとリンクさせながら、文章が書けます。

全く同じテーマが、そのまま出るなどとは考えないでください。

入試はギャンブルではありません。

1つはロシアのウクライナ侵攻ですね。

この影響はあらゆる側面に出ています。

エネルギー関連でいえば、液化天然ガスや石油の高騰の影響を受けて、原子力発電に再び舵を切ろうとしている政権の様子がみてとれます。

原発を60年フル稼働させるという流れです。

福島原発の事故以降、停止していた原発をどうするのか。

確かにCO2を出さない発電システムです。

バイオマスや太陽光、風力発電などとのコスト比較を繰り返し、しておいてください。

その他にも電気自動車、水素ガス自動車の未来像、ネット社会を生きていくこれからの人間の神経構造、少子高齢化社会を支える社会補償費の財源。

テーマは幾らでも出てきます。

自分なりにまとめてください。

ある程度、意見をきちんとさせておかないと、とてもその場で考えただけでは書けません。

どうしたらいいのかなどという施策レベルまでの提言は難しいです。

その他、教育や格差社会の問題など、あなたのこころの中にある偏見なども注視することです。

いよいよ、試験です。

健康に注意して、全力でぶつかってください。

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健闘をお祈りしています。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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