いつからグレイヘアに
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
昨今街を歩いていて感じるのは、女性のグレイヘアが一気に増えたことです。
いつ頃からかなあ。
近藤サトさんのカミングアウトは衝撃的でした。
あのあたりからでしょうか。
なんとなく以前はもっと黒い髪の女性が多かったような気がします。
いろいろと気になったので、奥様にあれこれと訊ねてみました。
うちの奥様も随分と若い頃から髪を染めてましたね。
30代の後半頃からかな。
![Photo by mohamed_hassan 美容院 photo](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/08/55e2d0454d55a814ea898675c6203f78083edbe35653734f712f79_640_美容院.jpg)
もっぱら親の遺伝だと思います。
こればかりは仕方がない。
美容院から帰ってくると、突然黒々としていたのをよく覚えています。
かなり費用もかかっていたんでしょう。
その頃はそんなこと考えてもみませんでした。
そういうもんなのかなと思ってました。
「髪は烏の濡れ羽色」という表現をご存知ですか。
烏のあの黒い羽が水に濡れたような色がもっともいいとされてきたのです。
伊東深水や上村松園の日本画に描かれた女性の髪などはみごとというしかありません。
そのうち、ずっと使っていると髪が痛むという話を聞いて、取り替えてみようかなと言い出しました。
他に毛染めはないのと訊くと、自然のものでないわけじゃないとの話。
じゃあ、それを試してみたらというわけで、「ヘナ」というのに…。
ヘナの登場
知り合いの美容師さんにやってもらったりもしてましたね。
自分ではできないみたいです。
こちらの方が真っ黒というわけではなくて、かなり自然の色に近かったような気もします。
とにかく手間がかかります。
値段は安いものの、時間がかかる。
一度ではきれいな色に染まりません。
ラップで頭を包んで、あっためながら1時間は待たなくちゃいけない。
しかしこれもしばらくすると、毛の根元のあたりが白くなってきます。
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どうにも仕方がなくなると、また染めるということの繰り返しでした。
一度ではなかなか完全に黒く染まらず、何度かに分けてやってました。
明らかに薬品を使った毛染めとは違う色艶でしたね。
自然に近いというのがぼくの感想です。
ヘナというのは、人工的な着色料が入ってないので、いいみたいでしたが、それでもいろいろと問題はあるみたいです。
今でこそ「ヘナ」と聞いてもあああれかということですが、30年ほど前は、ほとんど知られていませんでした。
当時は美容師のような関係者に知られているだけだったのではないでしょうか。
元々は植物を使った染料だそうです。
ヘナとは、インドや中近東などの熱帯地方に多く自生する植物を粉末にしたものだとか。
昔から儀式などで髪・爪・手足に彩色するための染料として使われていました。
そう言われてみれば、ぼくもかつてマレーシアのあるお宅に1日泊めていただいた時、指に黄色っぽい色をつける薬液を塗ってもらったことがあります。
![Photo by sasint マレーシア photo](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/08/57e7dc404e52a514ea898675c6203f78083edbe35653734f722c73_640_マレーシア.jpg)
現地ではたいていの人がやっていました。
幸運を呼ぶおまじないみたいなもんです。
「イナイ」と呼ばれていました。
帰ってきてからも2週間以上とれませんでしたね。
あれの髪版とでもいったらいいのかもしれません。
ところでヘナにも完全にオーガニックなものと、そうでないものがあるそうです。
美容院へ行くと、いまではたくさんの色のがあるとか。
天然でないものは、地肌が痛くなるものもあると聞きました。
その人の体質と関係があるのかもしれません。
以前より、染め方も簡単になったらしいです。
きっとそのあたりで評判がよかったり悪かったりするのかもしれません。
そんな時代がどれくらい続いたんでしょうか。
ある時、同窓会へ行ったら、みんなの髪が随分白くなって驚いたという話をしてました。
40代最後の頃でしょうか。
そろそろ髪を染めるのが面倒くさくてと先生にいうと、まだ勿体ないよというご返事。
帰ってきてから、あれこれとブツブツ言ってましたね。
女性の意識
今となってみれば、このあたりが1つのエポックメークだったのかと思います。
女性が無理に染めない時代がやってきたのです。
![Photo by Skitterphoto 髪の色 photo](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/08/54e1d3464d56a914ea898675c6203f78083edbe35653734f712f79_640_髪の色.jpg)
元々なんのために髪を染めていたのかといえば、それは自分の外見をより美しく若くということもあるでしょう。
しかし、男性側からみた女性像のためという側面もかなりあります。
美しくて若い女性を好むという男の願望の線上に、佇んでいたということもあるのです。
女性が髪を染める理由はなんでしょう。
あるアンケートの結果があります。
手抜きだと思われる
みっともないと思われそう
不健康そうに見える
いかにも男社会の中に居場所を探そうとしている女性の横顔が見えてきませんか。
ここへきて染めなくなった理由に、女性の白髪=年寄りという図式だからなんなんだという開き直りも少し見えます。
自然なままで無理をせず、生きていくという時代の流れでしょう。
年齢を重ねるということに対して、ごく自然体になってきた女性が増えています。
年をとれば、あちこち不具合は出ます。
白髪になってなにが悪いの、あたりまえのことじゃない。
なにごとも時間の流れの中で。自然体でとらえるということです。
そういう女性の生き方が明らかに主流になっています。
なんといっても白髪染めは面倒くさいのです。
時間もとられる、お金もかかる。
しかしあまりに貧乏臭くなるのもイヤだ。
このあたりにポイントがありそうです。
では具体的にどうしたらいいのか。
グレイヘアに移行する期間を乗り切る
家族の同意をとる
この3つをうまく守れば、バッチリ。
心配はいりません。
うちの奥様も、もう明日からやめたと宣言し、それからはグレイのまんまです。
家族の同意どころじゃありません。
最初、外で会ったとき、誰かと思ったと言われたことが何度もあったそうです。
しかしそのうち、人は馴れるんですね。
この人はそういう人だという認識が、知らずに脳の中にできあがります。
するともうなんにも言わない。
男性の薄毛も
かくいうぼくもいつの間にか前髪がなくなり、後ろ髪がなくなり…。
人間、年齢を重ねると、どうしようもないことがたくさんあります。
近頃はトレンディエンジェルなどという漫才コンビがいます。
結構はげ頭を宣伝してくれてますね。
![Photo by Pexels ハゲ photo](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/08/57e8d34b4d57ac14ea898675c6203f78083edbe35653734170267a_640_ハゲ.jpg)
無理に隠すことはないんだよ、と薄毛の人にも勇気を与え続けてくれているじゃありませんか。
知っていますか。
そういうタイトルのついた漢字練習帳まで発売しているのです。
これには全く驚きますね。
話のタネにご紹介だけしておきます。
トレンディエンジェルと言語学者・金田一秀穂さんという異色のタッグにより生まれた漢字ドリルです。
『トレンディエンジェルのハゲラッチョかん字ドリル 小学1年生』
「夕日(ゆうひ)だと思(おも)ったら、さいとうさんのはげ頭(あたま)だった。」
「たかしは悪(あく)の組(そ)しきに毛(け)をぬかれた。」
など、トレンディエンジェルのお家芸である「はげ」にまつわるギャグをちりばめたものです。
薄毛や生え際が後退すると、肌が露出されることに不安を感じるのは当然です。
しかし髪を伸ばして隠すのはなおダメ。
なぜならば隠すことで他人の視線がその場所に集中します。
汗をかくと髪がくっついて、見た目の清潔感がなくなります。
隠しているということが強調されて結果的に無駄になります。
髪を伸ばして他人の目線を下げてしまうと、余計に隠したい場所へ視線を誘導するのです。
毛髪がなければ隠す。
隠すといつも気になる。
自然なままの自分でいられなくなる。
ますます動作がぎごちなくなる。
女性はそういう仕草の一つ一つを見ています。
自信のなさが、女性は一番嫌いなんですね。
もっと堂々としていて。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/12/undraw_audio_conversation_dgtw.png)
それが魂の叫びです。
女性が一番イヤなのは清潔感のない人です。
これが最低ランク。
バイきんぐの小峠英二など「ハゲ」を売りにする芸人の活躍が際立っています。
潔くスキンヘッドというように、男性たちも以前よりも堂々とさえしているように見えます。
アデランスは業績不振から2017年に東証1部の上場を廃止しました。
男性用かつら市場も縮小傾向にあります。
最近ではピアスをしない人も多いとか。
全てに無理をせず自然体で。
年齢を重ねるのは当たり前のこと。
時代のキーワードはまさにオーガニックですね。
みなさんはこれからどうしますか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。