リスニング力の飛躍に字幕付き1000本のTEDTalksが神!

学び

TEDの講演会

みなさん、こんにちは。

高校教師40年のすい喬です

英語のリスニング力、伸びてますか。

毎日日本語しか使わない生活の人がほとんど…。

そういう環境の中で、英語のヒアリング能力を飛躍させるのは至難の業です。

しかし聞くと話すとは車の両輪です。

世界基準の言葉は英語。

毎日のニュースをみていれば、よくわかります。

日本の政治家達も英語を巧みに操っています。

またビジネスの世界も同様です。

今日、英語で交渉ごとができる能力は大きなアドバンテージを得ているのです。

これは誰もが知っていることではありますが…。

しかし現実に英語力を身につけることは、そう簡単なものではありません。

学校でCD教材を聞かされるたびに、どうして自分は英語が聞き取れないんだろうと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

リスニング photo

ある意味、あたりまえのことではあるんですけどね。

だってほとんど使ってないんですから。

この国の中にいたら、よほどのことがない限り、それほど話す機会はありません。

つまり英語を聞き取らなくてもいいわけです。

しかし一歩外に出たら、そんな悠長なことは言ってられません。

数日間の海外旅行でさえ、何も話せないと実に不便なものです。

もちろん、進学するためにも絶対に必要です。

新しい大学入学共通テストでは、高校3年生になったら英検などの試験を年に2回受けて、どちらかいい方のランクを提出することになっています。

特に今回からは話す・書くという能力を今までの、聞く・読むという能力とあわせて判定することになりました。

ヒアリングはどうしたって必要です。

なぜなら聞き取れなければ、話せないからです。

意志疎通の基礎はまず相手の話を聞くことから始まります。

もちろん、社会に出てからの仕事でも使います。

聞き取れない、話せないなんて言っていたら、どんどん取り残されちゃいます。

でもどうやって。

一番いいのは英語のシャワーを浴びることです。

しかし日常の会話ばかりやっていたら、すぐに飽きてしまいます。

わたしたちは普段かなり難しいことを日本語で考えています。

それが突然旅行会話だったり、天気の話をされてもピンときません。

内容がなければ本当につまらないのです。

自分に興味のあるテーマを引き出してくれる英語アプリ。

そういうものがあれば飛びつきたいところです。

それも無料ならばなおありがたいです。

どこにあるのか。

今回はとっておきのを1つご紹介します。

スーパープレゼンテーション

その名も「TED」です。

聞いたことがありますか。

TED(テド Technology Entertainment Design)は、アメリカ合衆国のニューヨーク市に本部を置く事業体で、毎年大規模な世界的講演会「TED Conference」を主催している非営利団体です。

この団体が主催する講演の様子は「スーパープレゼンテーション」というNHKの番組で不定期に放送されています。

プレゼンテーション photo

プレゼンテーションの内容の濃さは抜群ですよ。

スラングなどの英語は全く使われません。

英語学習者にはうってつけの番組です。

しかも、ウェブサイトで無料で見られる動画は、日本語の字幕と英語の字幕を表示できます。

英語・日本語のスクリプトも掲載されているのです。

内容も実に多岐にわたっています。

自分にとって最も興味ある内容のものを何度も繰り返して見ることをお勧めします。

ここまで充実したものを簡単につくるのは無理です。

TEDは1984年にサロン的集まりとして始まりました。

その後2006年から講演会の内容をインターネットで無料配信するようになったのです。

講演者には非常に著名な人物が多いのも特徴です。

ジェームズ・ワトソン(ノーベル生理学・医学賞受賞者)、ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領)、ジミー・ウェールズ(ウィキペディアの創設者)といった人物がプレゼンテーションを行なっています。

最初は再生時間が5分程度のものからゆっくりと始めたらいいと思います。

長いのはくたびれますからね。

英語のスピードがゆっくりで発音がはっきりしているもの。
言葉の間に十分な時間を空けてあり、題材が面白いもの。
再生回数の多いもの。

まずはじめにだいたいの流れをつかんでください。

字幕を英語だけにする。
日本語だけにする。
両方あわせて見てみる。

5分ぐらいなら、それほどの負担にはならないはずです。

プレゼン photo

Photo by chiaki0808

せっかくだから1つだけ紹介しましょう。

英語学習の勢いはここまで来ているのかと衝撃を受けると思います。

参考サイト

いかがでしょうか。

これで5分です。

何度も繰り返せば必ず聞き取れます。

さらにどういう学習をすればいいのか。

英語の勉強法

次のようにやってください。

英語の勉強法として、以下のような学習方法があります。

英語を効率的に身に付けるには途中でやめないことです。

これが一番効果的です。

自然に英語が聞こえる耳になっていきますよ。

リピーティング
英語音声をセンテンスまたは意味の区切りごとに聞き取り、とにかく同じように発音するというごく基本的な学習方法です。
ただ聞いているより、効率がいいです。
シャドーイング
聴く能力と話す能力の両方を訓練する学習法の1つとして知られています。
発音がてきめんによくなります。
リスニング力もアップします。
シャドーイングとは、聞き取った英語に対し、自分も声を出して少し遅れてついていく学習方法のことです。
英語特有のスピード感やリズム感が身につきます。
最初に全体の内容を英語、日本語で確認します。
知らない単語はチェックしておきましょう。
英語音声を聞き取り、即座にそのまま繰り返していきます。
ここで、出来る限り英語動画の発音とリズムをまねすることが重要です。
何度も何度も飽きずにやっていると、ネイティブの耳になります。
動画のスピードを変えられるので、早送り、巻き戻しができます。
ディクテーション
聞こえてくる音声を、そのまま書き取る学習方法です。
単語力が飛躍的に伸びます。

これだけのことを毎日少しずつ実行していくと、自分でも知らないうちに、音が聞こえてくるのを実感すると思います。

興味のある講演から

内容がとにかく興味深いものばかりなので、自分にあったものから始めるというのがコツです。

プレゼンテーション photo

タイトルにもあるように、ちょっと背伸びをすることが大切です

毎日、挨拶と旅行英会話だけではすぐに飽きてしまいます。

自分の興味や関心に一番フィットしたもの。

それが長続きする秘訣です。

ジャンルとしては次のようなものがあります。

科学と技術
自然と生物
健康と医学
教養と教育
ニュースと政治
非営利団体と社会活動
ブログと人
ハウツーとスタイル
芸術とカルチャー
エンターテイメント

TEDが扱う分野は多岐にわたります。

政治やビジネスなどはもちろん、最新テクノロジーの紹介、音楽のライブ演奏などまで揃っています。

商業目的の講演が1つもありませんので、宣伝に惑わされることもありません。

一番大切なことはたくさんのボランティアの尽力によって、約1000本近い講演が日本語に翻訳されているということです。

日本語だけを見たり、その逆も簡単にできますので、こんなにありがたい話はありません。

その全てが無料なのです。

TED Talksの動画はダウンロード可能な形式で配布されています。

アプリを利用してスマホにダウンロードしておけば、高画質・高音質で楽しむことができます。

自分にあった講演を是非さがして、リスニング力の飛躍をはかってください。

必ず努力は報われます。

くれぐれも反復が大切です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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