綴った

『御堂関白記』最高権力者・藤原道長の生々しい日常をありのままに綴った日記

御堂関白記みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。『御堂関白記』は、平安時代の権力者、藤原道長が著した日記です。現存する世界最古の自筆日記として知られています。2年前、NHKの大河ドラマで放送された藤原道長のことを覚えているでしょうか...

【故郷の廃家・饗庭孝男】語り部のひとりとして一族の歴史を綴った鎮魂歌

饗庭(あえば)孝男先生のことは、いつか書きたいと思っていました。著書の中でも好きな本の一冊、『故郷の廃家』を久しぶりに読んだのがきっかけで纏めてみる気になりました。大学時代に授業を受けることができ、幸せでしたね。今になっても、当時のことをよく覚えています。

【林京子・空き缶】原爆の持つ怖しさを日常の中で深く静かに綴った小説

林京子の『空き缶』は大変重い小説です。しかし悲惨な様子を描くのではなく、日常の中にある原爆のもたらす悲劇を書き込んでいます。卒業した学校が取り壊しになるので、最後の見学に出かける話です。記憶の断片にあらわれる怖さを実感してください。