【悟浄歎異・中島敦】沙悟浄の目から見た孫悟空・三蔵法師の真実とは

中島敦の名短編『悟浄歎異』を扱います。学校では全く授業をした記憶がありません。もっぱら『山月記』が中心でした。しかし彼の小説『名人伝』などと並んで、味わい深い内容を持っています。互いの真実をどう見抜いたのかという点がポイントです。
学び

【小論文の必殺ワザ】書き上げたら他者の目になり冷静にチェックすべし

小論文を書いたら次にどうすればいいのか。他者の目になって冷静に読み直すことです。論理の組み立て方に無理はないか。接続詞の使い方は正確か。内容に無理はないか。1つ1つチェックしていきます。そこで見つかったマイナス点を次に直していくのです。
学び

【小論文・機会費用】ミクロ経済学の問題で目から鱗が【新宿高校】

ミクロ経済学の基本的な考え方を出題した小論文の問題です。初めてチャレンジする人にとっては、かなりの難問ではないでしょうか。その場で与えられた定義をきちんと読み取り、それを柔軟に使いこなせる能力が必要です。頭の柔らかさが大切ですね。

【字のない葉書・向田邦子】父親の愛情を澄んだ目で捉えた好エッセイ

向田邦子の名エッセイ『字のない葉書』は中学2年生の教科書に載せられています。学童疎開をさせた1番下の妹は子供なので文字も書けません。つらい思いをしないようにと、父親はたくさんの葉書を持たせます。その結果はどのようなものだったのでしょうか。
学び

【小論文・生活保護】コロナ禍で失業者と高齢者に世間の目が厳しく

小論文のテーマとして生活保護を扱うケースがあります。グラフや資料を見ながら、問題点を探るという内容が多いようです。コロナ禍で失職した人や高齢者が受給者になりつつあります。どのような論点があるのか。その内容をチェックしてみましょう。
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【真贋・小林秀雄】本物を見抜く目を養うために虚心で生きる覚悟を

評論家、小林秀雄の著作はどれも大変に味わいの深いものぱかりです。それは彼が直感的に美の本質を見抜くタイプの人だったからなのです。確かに文意を読み取るのは難しいです。しかしそこには深い含蓄があるのです。富岡鉄斎に関する話をご紹介しましょう。

【徒然草・折節の移り変わるこそ】変化を捉える兼好法師の目の確かさ

徒然草の中でも有名な章段が「折節の移り変わるこそ」です。自然の微妙な変化をきちんととらえる兼好法師の目は実に確かです。日本人の感性の基本をこの章段が作り上げたと言っても過言ではありません。十分に鑑賞し、声に出して読んでみて下さい。

【西行と文覚・光と影】達人は他者の真贋を見抜く目を持つ【井蛙抄】

『井蛙抄』という本の中に載っている話です。西行と文覚はともに北面の武士。しかし西行はやがて歌の道へ。文覚は仏教の道へ進みます。年齢は20歳くらい離れていますが、文覚は西行を許せなかったのです。歌の道に生きるとは卑怯だと思ったのでしょうか。