大和物語

【後に会はんと・大和物語】伊勢物語の最終章を髣髴とさせる人との別れ

『大和物語』と『伊勢物語』は日本を代表する歌物語です。しかしその性格はかなり異なります。書き方の違いや、所収されている歌の詠みぶりにもむ大きな違いがあります。それをじっくりと検証していきましょう。

【大和物語・芦刈伝説】貧しい我が身を恥じて和歌を残した夫に妻は

『大和物語』は日本を代表する歌物語です。必ず1つの話の中に和歌が出てくるのです。今回の話は有名な芦刈伝説です。暮らしがうまくいかなくなった夫婦が、別れて再び出会った時、どのような歌を詠んだのか。そこに男女の愛情が滲んでいます。

【大和物語・安積山】万葉の時代に詠まれた和歌を題材にした女心の話

歌物語の代表といえば、『伊勢物語』があります。しかしそれと同じくらい味わいの深いものに『大和物語』があるのです。高校ではあまり習う機会がありません。しかし女性の心を描いた話と歌とのコラボには、独特の味わいがあります。

【姨捨山・大和物語】悲しい伝説は時代を超えて【今もあるある】

大和物語は伊勢物語と並ぶ有名な歌物語です。これの結晶がやがて『源氏物語』となりました。その中で有名な段「姨捨山」を読みましょう。年老いた親を山に捨ててくるという伝説に基づいた話です。食料を確保するために口減らしをした日本の風習の1つなのです。