落語

【落語の定番・一目上がり】テンポのある楽しくてめでたい噺【トントン落ち】

めでたい落語の代表に「一目上がり」があります。前座噺の1つですが、リズムよく噺を進めるのは大変に難しいのです。長いセリフをきちんと覚えないといけません。そのリズムが最後のオチまでトントンと進むところが楽しいのです。
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【雁風呂】いつか高座にかけてみたい函館の古い風習からとった心温まる噺

「雁風呂」という落語を聞いたことがあるでしょうか。滅多にかかることはありません。大変に難しい話です。いつか高座にかけてみたいと思いますが、無理なような気もします。函館の風習からとった心温まる人情噺なのです。
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【落語・若旦那】道楽者の噺には人間臭く楽しいのがいっぱい【船徳】

若旦那を扱った落語にはたくさんのジャンルがあります。だいたい道楽の果てに身を亡ぼすということになります。しかし噺の方はそこまではいきません。その途中からとんでもない方向へ行って、失敗をするというバターンばかりなのです。
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【茄子娘】和尚と茄子の精がおりなす夏の風情に満ちた夢のような噺

「茄子娘」という不思議な味わいのある落語をご紹介します。入船亭の噺家の御家芸です。夏の不思議な味わいにみちた短い噺です。登場人物は和尚さんと茄子の精との出来事です。 夏の夕刻にふさわしいファンタジックな御伽話です。
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【甚五郎噺】聞き終わってから心地よくなるのは名人や匠の逸話です

左甚五郎をご存知ですか。江戸時代の彫物師です。名人といわれ、日光東照宮の眠り猫などが最も有名です。彼の生きざまを描いた落語がたくさんあります。有名なものをここではいくつか紹介します。チャンスがあったら聞いてみて下さい。
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【ちはやふる】誰もが知っているだけにすごく難しい定番の落語はコレ

「ちはやふる」といえば、誰もがコミックを思い出すでしょう。実はそのもとになったのが落語の「千早振る」なのです。有名な百人一首の意味を無理にこじつけてしまう先生の解釈に楽しさがあります。しかしこれほどに難しい噺もないのです。
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【太鼓腹】生き残れる噺はどれかを判断できる時代感覚が話芸を磨く

時代を超えて生き残れる噺はどれでしょう。現代に通じる落語を考えなければなりません。客席の反応を冷静に見ながら、時代に対する感覚を研ぎ澄まさなければなりません。話芸が生き残るにはそれだけの厳しさがあるのです。
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【落語家・柳家喜多八・たけのこ】飄々とした語り口は天下一品だった

4年前に亡くなった柳家喜多八師匠。なんとも言えない味わいの落語家でした。飄々としていて、いつも気だるく、それでいて力のある噺をきかせてくれました。中でも泥棒の噺は絶品です。今回は「たけのこ」をご紹介します。興味のある方は聞いてみて下さい。