中島敦

【悟浄歎異・中島敦】沙悟浄の目から見た孫悟空・三蔵法師の真実とは

中島敦の名短編『悟浄歎異』を扱います。学校では全く授業をした記憶がありません。もっぱら『山月記』が中心でした。しかし彼の小説『名人伝』などと並んで、味わい深い内容を持っています。互いの真実をどう見抜いたのかという点がポイントです。

【山月記・中島敦】臆病な自尊心と尊大な羞恥心のゆえ虎になった男の話

中島敦の小説『山月記』は必ず高校で習う小説てす。人間ならば誰でもが持つプライドが邪魔をして、素直になれないということがあります。その故についに仕事をやめ、詩人になろうとしました。しかし挫折し、やがて虎に変身してしまうのです。

【名人伝・中島敦】狂気でも冗談でもない結末の言葉に真実が宿る

中島敦は『山月記』で有名な作家です。虎になった人間の話は必ず高校時代に習います、その小説家の作品に『名人伝』というのがあります。弓の名人になりたかった男が長い修行を経てついに名人になります。しかし弓の存在を既に忘れていました。
暮らし

【豊かさ】スペックゼロのゆとりが格付け社会から降りる最善の方法

本当の豊かさとは何でしょうか。他人と比較してしまう日常から幸せがやってくるのでしょうか。現代は格付け社会だと言われています。いいねをもらうために、どれほどの無理を重ねていることか。マウンティングと呼ばれる示威行動も、数多くみられるのです。
落語

【落語】家元立川談志は中島敦・山月記の李徴と同じ運命だったのか?

立川談志が亡くなって既に8年。落語立川流もすっかりその姿をかえました。談志という噺家はどんな存在だったのか。高校時代に習った小説、中島敦の『山月記』を覚えていますか。そこに登場する李徴は自尊心と羞恥心のため虎になってしまいます。談志はさて。