学び 【模倣となぞり】伝統芸能はどのようにして継承されてきたのか【応答と型】 伝統芸能はどのように伝えられてきたのかというテーマは非常に興味深いですね。ただ稽古を繰り返してきたのでしょうか。そんなこはありません。そこには模倣という要素以上に、なぞるという行動があったのです。 学び
本 【宋名臣言行録・王旦】賢者で有能にして忖度のない臣下の実力を見抜いた男 今回は漢文の文章の中から、古来の賢人たちの言行録を読みます。『宋名臣言行録』がそれです。皇帝の周囲には多くのすぐれた臣下が集まります。その中でもことにすぐれていたのが、王旦でした。彼のとった行動は、後の世の参考にもなります。 本
学び 【多文化共生社会の構築】グローバル化の中で苦悩する日本人の横顔 グローバル化の時代です。日本にもたくさんの外国人が訪れるようになりました。永住を希望する人もいます。短期の研修や留学で来る人もいます。彼らとどのように接していけばいいのか。根本的な問題を考えてみましょう。 学び
本 【晋書・周処伝】自らの行いを反省し修養して重職に就いた名将【除三害】 『周処伝』から名将、周処の若き日の話を紹介します。荒くれ者だった彼を村の人たちは嫌っていました。その後、自らの行いを反省したのです。一心に修養して次々と重職に就きました。除三害といわれた若い日の逸話を読みましょう。 本
小論文 【ぬくみ・鷲田清一】なぜ近代人は寂しいのか【誰かと繋がっていたい】 なぜ近代人は寂しいのか。ものすごいタイトルですね。確かに人と繋がりたいと思いながら、しかし面倒な感覚が先行します。地縁、血縁が嫌で都会に逃げ込んではみたものの、なかなか人と繋がることはできません。ありままの自分でいたいのに。 小論文
ノート 【畏饅頭】落語には人間心理のアヤが満ち溢れている【まんじゅうこわい】 落語「まんじゅうこわい」の原話をご紹介します。高校で習う漢文の中にあるのです。人間の真理を巧みに描いた秀逸な話です。騙された連中がいかにも人のいい人間にみえてきます。最後のオチもすばらしいですね。 ノート
本 【空白の意味】日本人は白い無の境地を心から愛した【美しさとは何か】 日本人論の1つとして、この著作を考えてみましょう。日本人の描く絵にはどうして余白が多いのでしょうか。江戸前期まで活躍した長谷川等伯の「松林図」にもたくさんの余白があります。その意味はどこにあるのか。これは日本人の心性を理解するための表現なのです。 本
学び 【母親のための酸素マスク】共感疲労に最もよく効く薬は何か【デジタル社会】 デジタル社会にはたくさんの情報が飛び交います。その多くは人を傷つける可能性を持っています。悲しいニュースの山は人の心を鬱状態に導きます。SNSは人の心の襞に忍び込むのです。そこからどうやって抜け出すのか。それが難問なのです。 学び
学び 【納得の構造】演繹法と帰納法をマスターすれば小論文のスキルアップ確定 小論文の構造を分析していくと、必ず帰納法と演繹法の問題にぶつかります。どちらがいいというのではなく、その時の文章の構成によって使い分けることが大切なのです。日本人とアメリカ人ではかなり接続詞の使い方が違います。 学び
学び 【思考の本質・ひらめき】論理力と思考力は全く別物という厳粛な事実 思考力と論理力を一緒に考えてしまっている人がいます。この両者は本来、全く別のものです。思考力は一種のひらめきです。それを筋道たてて結論にまで至らせるのが論理力なのです。この違いをきちんと自分のものにしておくことです。 学び
学び 【情報が世界を動かす】社会とメディアとの関係の怖さ【ナチスの場合】 情報化社会は怖いです。かつてナチスはどのようにして、ドイツ国民を1つの方向にまとめあげたのでしょうか。それは圧倒的なメディアの情報量でした。ラジオや映画を使って、民族の誇りを鼓舞したのです。大量の情報はそれだけで、権力の力になります。 学び
学び 【言葉と表情】どちらがよりコミュニケーションの道具として有用なのか 言葉か表情か。どちらがよりコミュニケーションの道具として有効なのでしょうか。これは大変に難しい問題です。ここでは舌打ちというアクションがどのような意味を持つかについて考えています。その意味の深さを感じてください。 学び
本 【子産・春秋左氏伝】大国との均衡を保ち平和を実現した名宰相【仁人】 『春秋左氏伝』という本の中に子産について論じた章があります。子産というのは鄭という国の宰相を長くつとめた人です。大国に挟まれながら、なんとか自国の力を保ち、平和に暮らせるように尽力をした仁の人です。 本
本 【阿弥衆の役割】デザイナーはなぜネクタイを締めようとしないのか デザイナーはなぜネクタイを締めようとはしないのか。そり理由を考えていくと、中世の阿弥衆にまで想像力は飛躍します。彼らはクライアントの思惑を超えて、自分の芸術性を高めようとしました。それはなぜなのでしょうか。 本
本 【故事成語・桃李成蹊】美しい花や果実の木がそこにあるだけで道が【史記】 漢文を元にした故事成語はたくさんあります。有名なものを幾つか知っているだけで、随分世界が広がりますね。ぜひ覚えてほしいものです。今回は「桃李成蹊」という言葉を学びましょう。大切な表現です。 本
小論文 【小論文をねじふせる】的確な質問を自作し解答を煮詰めて文章力を身につける 書く力をつけるにはどうしたらいいのか。それには自分でたくさんの問題をつくることです。なるべく日常的に自分の世界を深く刻みつけていくことです。そのたびに力が増します。さらに他者の文章を読むことです。それも論理性の高い文章をです。 小論文