デスクトップ不要
みなさん、こんにちは。
元都立高校国語科教師、すい喬です。
今回は長い間使っていたタワー型のデスクトップを廃棄した話をします。
DELLのXPSという型番のモデルです。
縦が40センチ、横も40センチ、幅が20センチというところでしょうか。
結構大きいです。
いわゆるタワー型というタイプです。
グラフィックボードを入れて、ゲームをするためのPCです。
どうせ買うなら、最速のをということで、値段のはるのを買いました。
途中でSSDやハードディスクを取り換えたり増設したりもしました。
特にシステムはSSDでないと、話になりませんね。
いつの頃からか、今のスピードに慣れてしまいました。
劇的に立ち上がるのがはやくなりました。
買ったときはWindows9でした。
それをWindows10にして、やれやれと安心していたのです。
しかしそれもあと1年の命。
なんとかしないと、使えなくなってしまいます。
今の規格からみると、かなりセキュリティに不安が残ります。
さてどうしたものか。
そこへ登場したのが、Windows11の入った第8世代のノートPCです。
これをタワーPCのかわりに使えないだろうか、と考えたのです。
幸い、今の外部モニターは発色もきれいですし、HDMIの端子もあります。
なんとかこれを使ってしばらく延命できないものか。
そこでさっそく、大型PCを分解することにしました。
ハードディスクとSSD
タワーPCは図体が大きくて,重いです。
最初にデータを抜き出します。
基本的に必要なものを別のSSDに入れます。
この作業が1番手間がかかりました。
これさえやってしまえば、あとはなんとかなるはずです。
最後は全部の記憶装置をはずして保管します。
ストレージが4つ入っていました。
大きな3.5インチのハードディスクが2つ。
小さい2.5インチのハードディスクが1つとSSDが1つ。
全部で3テラの容量がありました。
全部ばらしてから、再び基本的な形を整えます。
最初はシステムの入っているSSDだけ残して、中古業者に売ろうかとも思いました。
CPUだけでも結構な値段がします。
Windows10が入っいるので、まだ使う人がいるかもしれません。
初期化すればなんとかなります。
しかし最近はMicrosoftがアカウントを要求します。
メールアドレスや、電話番号などを入れないと、完全に初期化ができないのです。
それだけは避けたいと思いました。
ここで個人情報を入れるのは避けなければなりません。
あるいはなんとかして、初期化できる方法を探せばいいのか。
結局、全部廃棄業者に引き取ってもらうことにしました。
今は無料で引き取ってくれる組織があります。
パソコンは貴重な金属資源などを使っているので、無料で引き取っても採算が取れるのです。
段ボール
タワーPCは大きいので、ちょうどあうような段ボール箱がありません。
それでもなんとかパッキングだけはしました。
あとは運送屋さんがきてくれるのを待つだけです。
今までにも何度かお願いして、引き取ってもらったことがあります。
スマホからでも実に簡単です。
さて、そこからが第2段階。
HDMIのケーブルは家にあったので、すぐシステムは完成しました。
音も一緒にモニターから出ますが、これはしょぼいです。
以前から使っていた外部スピーカーにつなげるためには、イヤホンジャックから引っ張る必要があります。
そこまではなんとかなりました。
さらにノートの電源を入れて、使い始めてみてわかったことは何か。
外部モニターに映るのはよいとして、ノートPCにも同じ画像が出てしまうのです。
最初はノートの液晶に紙でも貼ろうかなどと、幼稚なことを考えました。
しかしそんなことをする必要はありません。
実は両方のモニターに画像を映すこともできますが、片一方だけという選択も可能なのです。
さらにいえば、2つ並べて2面型の構成も可能です。
そこで今回は外部モニターだけを選びました。
キーボードのウィンドウズマークと「P」を押せばいいのです。
4つの選択画面が出てきます。
PC画面のみ、複製、拡張、セカンドスクリーンのみです。
これは便利ですね。
やってみてください。
電源のカスタマイズ
これで「セカンドスクリーンのみ」を選ぶと、ノートPCの画面は消えてなくなります。
これだけでかなり嬉しいです。
ただし好事魔多し。
問題は一定の時間がくると、電気が切れてしまうことです。
この問題は知らないと、なかなか解決がつきません。
電源の問題なのです。
どのノートPCもバッテリーの扱いには慎重です。
どこでもAC電源を利用できるワケではありません。
そこである程度の時間、放置されたりした場合、自動で電源を切ってしまうのです。
これは非常にありがたいシステムですが、デスクトップと同じようにPCを使いたい時には、非常に困ります。
そこで電源のオプションを変更します。
つまりAC電源を使っているときは、「何もしない」にするのです。
バッテリーの時は数分で切れればいいのです。
ただしAC電源の時はカバーをしても「何もしない」。
数分放置されても「何もしない」にします。
「設定」から全てできます。
これでデスクトップと同じ役割のPCとして活躍してくれます。
もちろん、必要な時はHDMIケーブルを外せばいいだけのことです。
あちらの部屋やこちらの部屋へ、などということも可能です。
やはり画面が大きいと、それだけで視野が広がりますからね。
さらにノートとモニターを「拡張」型として使うと、これはまた別の次元に入って、いっそうの広がりを持ちます。
ぜひ、さまざまなシーンで活用してみてください。
当分の間、ぼくはこのノートをデスクトップの代用にします。
Windows11騒動のおかげで、また1つ勉強になりました。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。