【コロナ・フレイル】猛暑の夏をどうしのげばいいのか【不要不急】

ノート

生活が一変

みなさん、こんちには。

ブロガーのすい喬です。

コロナの蔓延がなかなか止みません。

最近ではインド、ベトナム型などの変異ウィルスが猛威を振るっています。

やっとワクチン接種も本格的な軌道に乗り始めました。

高齢者への対応が7月末には終わると政府は言っています。

しかし今のペースではとても無理なのではないでしょうか。

総務省にハッパをかけられて、なんとかすると返事はしたものの、現場は混乱しています。

さらにオリンピック開幕の大合唱。

このパンデミックの中でオリンピックをやることにどれほどの意義があるのか。

政府は答えようとはしません。

子供が親に質問したという話は有名ですね。

どうして運動会は中止になるのに、オリンピックはやれるの。

誰にも答えられないのが現状です。

もう2年越しの忍従生活が続いています。

少し緩めると、すぐに感染者の数が増えます。

仕方がないので、貝のように再び口を閉める。

しばらくすると数字が下がります。

再び開くと、おなじことの繰り返しです。

飲食店をはじめとして、酒類を提供するところは完全に瀕死状態です。

それでも店を開けることはできません。

政府が用意した補償金を申し込んでも、なかなか入金されないようです。

日銭がどんどんなくなっていきます。

どこにこの徒労感をぶつければいいのか。

フレイル

感染拡大が始まった去年の春ごろから人々は外に出なくなりました。

人流を抑制しましょう。

不要不急の外出を控えてくださいという連呼が毎日続いています。

その結果、人々はウイルスが怖くなり外出を控え、自宅に閉じこもったのです

その結果、何が起こったのか。

まさに筋肉の衰えと弛緩です。

人間は動かなければ、どんどん足腰が弱くなります。

家の中での移動も大切な運動です。

さらに買い物のために、外に出ることも重要な意味を持ちます。

それが全てストップしてしまいました。

特に高齢者で顕著です。

趣味の会もリモートになりました。

ズームなどというアプリを使いこなすことは簡単ではありません。

子供に頼み、なんとかスマホにインストールしてもらって、始めたのです。

公民館がみな閉鎖されてしまったことの影響も想像以上のものでした。

誰とも話をしない日が続いています。

高齢者夫婦の暮らしぶりも変わりました。

ただテレビの前に座っているだけなのです。

とくに要介護や要支援の認定を受けた人は、すぐに影響があらわれたといいます。

自宅に閉じこもることで、精神活動が停滞しました。

筋肉を使わないのと並行して起こったのです。

食事時になってもお腹がすきません。

空腹感がなくなってしまったのです。

まさに介護が必要な1歩手前の状態、フレイルです。

認知機能の衰えも目にみえて出てきています。

「フレイル(frail)」と呼ばれる症状です。

「脆弱な、虚弱な」という意味です。

コロナ禍で激増

1番いけないのが外出の機会喪失です。

「週に1回以下」という高齢者が増えています。

人と接触をしないため、脳が活性化しないのです。

会話は言葉のキャッチボールです。

相手の発言を理解し、それに対して的確な返答をしなくてはなりません。

これが脳のためにはもっとも大切なのです。

1日に最低5人の人と話をしなさいというのはまさにこれです。

できたら家族ではない人の方が刺激が強いです。

さらに深刻なのが「もの忘れ」の増加です。

確かに「加齢」の要素も否定できません。

しかしコロナによるフレイルはそのスピードをはるかに超えています。

本来なら5年、10年先にでるような症状がみられるようになったのです。

コロナ以前にはあれだけ元気だったのにという人が、表情を失い、ぼんやりした印象になってしまうことが多くなりました。

この状況を黙って見過ごすワケにはいきません。

1番必要なことは人とのコミュニケーションを持続することです。

どのような手段でもかまいません。

これは高齢者だけに限った話ではありません。

大学生なども授業が全てリモートになり、友人との会話が減ったという例が多々あります。

高齢者の場合もスマホがあれば、ラインを使った電話などが可能です。

通話時間に関係なく無料なので、積極的に利用したいものです。

もちろんテレビ電話の機能を使えば、さらに効果的な使い方ができます。

孫などとの会話だけでも、表情が急に生き生きと変化していくのがわかります。

対応の難しさ

フレイル対策はある意味で両刃の剣です。

積極的に外出すれば、それだけ刺激も受け活力も出ます。

しかし同時に重症化するリスクも伴います。

特に高齢者の場合は重篤化する傾向が強いのです。

感染対策の切り札はワクチンの接種以外に有効な手立てがみつからないのが現状です。

自衛隊まで繰り出して、7月中の接種完了を急ぐのにはそれだけのワケがあるのです。

それでも1度家に引っ込んだ高齢者を再び外に引っ張りだすのは容易なことではありません。

地方自治体もそのあたりはよくわかっています。

密にならずにどうやったら健康を維持できるのか。

体操教室などもその1つの方法でしょう。

やはり最後はネットに頼る以外に有効な手がないのかもしれません。

1週間、誰とも話していない。

日本語を忘れそうだ。

そんな声も聞こえてきます。

「フレイル予防」に基づいたを身体機能の維持を目指す体操などの動画も大切でしょう。

日本は猛暑列島です。

東京などはこの100年間で平均気温が3度上がったそうです。

これからの季節に向かって外に出ろとはなかなか言えないのではないでしょうか。

早くワクチンは打ちたいが大手町まで行くのはどうもという高齢者の声もたくさん耳にしました。

できれば地元で、よく知っているかかりつけの医師に接種を任せたいという人も多いでしょう。

高齢者は特に暑さに弱いです。

PIRO4D / Pixabay

ホテル並みに快適になった部屋から外に出なくなってしまうのもまた問題です。

人生100年時代をどう生きたらいいのか。

誰にも見当がつきません。

認知症がひどくなっても、人は生きなければならないのです。

親子や夫婦の関係も今までとは随分違ったものになっていくのでしょうね。

フレイルになる高齢者にまで十分に意識が届かなくなっているのかもしれません。

若者の自殺も増えているそうです。

仕事を失い生活ができなくなって自殺するのとは明らかに違います。

若者の自殺は将来に対する不安が引き起こすケースが圧倒的なのです。

ワクチンの接種が高齢者からさらに若い世代へ次第に移っていくのは間違いありません。

オリンピックをかかえ、大義のないまま、時間だけが過ぎていきます。

戦争が始まる時に似ていると思うのはぼくだけでしょうか。

だれもが責任をとらずにすべてがゆっくりと進んでいく。

先延ばしにされた後に何が残るのでしょうか。

もう少し先まで見届けなければなりません。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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