落語

【志ん生と小林秀雄】話芸と文芸の関係は表裏一体【喋り方が瓜二つ】

落語家、古今亭志ん生は独特の間を持っていました。どのようにして、彼はこの時間の隙間を獲得したのか。稽古だけでは絶対に身につきません。その人が元から持っている時間の感覚です。それを煎じ詰めたものに他ならないのです。評論家、小林秀雄との関係は。
落語

【太鼓腹】生き残れる噺はどれかを判断できる時代感覚が話芸を磨く

時代を超えて生き残れる噺はどれでしょう。現代に通じる落語を考えなければなりません。客席の反応を冷静に見ながら、時代に対する感覚を研ぎ澄まさなければなりません。話芸が生き残るにはそれだけの厳しさがあるのです。
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【コロナ禍】落語デジタル配信は両刃の剣になる怖れたっぷり【ライブ】

コロナ蔓延の影響で落語家たちは仕事を失いました。寄席や落語会がほぼ全て開かれなくなってしまったのです。そこで考え出されたのがデジタル配信による落語会でした。多くの噺家が現在模索中です。今後どうなっていくのか。その問題点を考えてみました。
落語

【寿限無】誰もが知ってる前座噺の珠玉【ビューティフル・ネーム】

落語の代表といってもいい「寿限無」の話です。誰でも聞いたことがありますね。長い名前をつけたのはいいけれど、呼ぶたびにものすごく時間がかかります。ついに呼び終わった時はたんこぶがひっこんじゃったというのがオチです。名前の由来を説明しましょう。