空海

【空海・最澄】密教と顕教の教えが2人を割いた【陳舜臣・司馬遼太郎】

陳舜臣と司馬遼太郎が書いた空海の本は実に豊かです。そこへ最澄がからむと、この時代の仏教界の流れが手にとるようにわかります。唐の都へ行って、灌頂を受けてきた空海が、次に何を狙ったのか。そのターゲットを最澄の立場から考えるのも興味深いです。

【四国遍路・辰野和男】弘法大師と同行二人【いつの日か自分も】

辰野和男の著書『四国巡礼』は20年も前の本です。しかし少しも色褪せていません。むしろ今の時代の方が輝いているようです。そこには人間が原点に戻ろうとする勢いがあるのです。人々の心にあたたかい優しさが生まれます。その不思議を読み解いてください。