浅草

暮らし

【浅草は江戸の風景】町人たちの町は変貌を遂げても人情は変わらず

浅草は近年どんどん町の姿を変えています。新しいビルが次々とたち、きれいになりました。しかしそこにある人情は昔のままです。落語の世界をしっていると、いくつもの風景が江戸へワープします。池波正太郎の愛した浅草は今も健在なのです。
暮らし

【和服を着たがる男たち】京都や浅草にはなぜか着物が似合う【装い】

古い街を歩く時、なぜか着物が着たくなりますね。ことに男性の着物姿はいいものです。どこか粋で時間がとまってしまったかのようです。最初はどこで買えばいいのでしょうか。少しだけぼくの体験を書かせてください。参考になると思いますよ。

【井上ひさしの芝居】難しいことをやさしく深く伝え続けた真の作家魂

作家井上ひさしの仕事は多岐にわたります。小説の執筆はもちろんのこと、多くの時間を戯曲の制作に費やしました。浅草フランス座で学んだ芝居作りが後のこまつ座創設に引き継がれたのです。彼の作り出す舞台は人間愛に彩られたすばらしいものばかりです。
落語

【文七元結・浅草・吾妻橋】江戸落語の粋はこれで決まり【人情噺】

江戸の粋をきわめた落語とは何か。人情噺の代表ならこの文七元結ではないでしょうか。とにかく演じるのが難しいのです。貧乏な長屋に住む左官職人が主人公です。娘が苦界に身を沈めてつくってくれたお金を、見ず知らずの人にあげたことから話が展開します。
落語

【船徳・若旦那噺】粋な船頭姿で江戸情緒たっぷり【浅草ほおずき市】

那噺の代表といえば、この「船徳」でしょう。それくらいよく演じられる落語です。世間知らずの若旦那が突然船頭になりたいと言いだし、周囲を大混乱に陥れます。特に船にのったお客は災難。楽しい噺です。先代桂文楽の十八番でした。実にくたびれる落語です。

【池波正太郎・人間通】没後30年企画が続々【人気の秘密は何か?】

池波正太郎の人気は没後30年たった現在も衰えることがありません。テレビ、映画、劇画などになって、たくさんの人を楽しませています。その秘密はどこにあるのでしょうか。浅草で生まれた彼が見てきたものは何だったのか。魅力への糸口はなんでしょうか。
暮らし

【男着物】和服を着て初めて町を歩くというスリリングな冒険のススメ

男性の着物姿というのはいいものです。凛とした風格があります。しかし現代生活の中ではなかなか着るチャンスがありません。実際何を揃えたらいいのか、よくわからないのです。最低何が必要なのか。簡単に説明しました。一度着物を着て町を歩いてみませんか。
落語

【中村仲蔵】神田伯山が真打披露初日に選んだネタは落語の神品!

講談師六代目神田伯山が真打披露の席で最初に選んだ演目は「中村仲蔵」でした。この話は落語にもあります。「忠臣蔵」の五段目に登場する斧定九郎の役を得た中村仲蔵がどのようにして自分の型をつくりあげていったのかという苦労噺です。ご紹介しましょう。
落語

【落語】猿後家は人間の自惚れを持ち上げるコテコテ感満載の心理劇

猿後家という落語をご存知ですか。大阪発祥のコテコテ噺です。えげつなくて面白い。人間の自惚れをこれでもかとくすぐられ、不安が喜びに変わっていくという不思議な心理劇を見ているようです。東京版もユニークですよ。落語300年の底力を感じさせます。