本 【宮内卿の君・増鏡】千五百番歌合に呼ばれて名を連ねた栄誉は夢の続きか 歌合というのをご存知ですか。左右に分かれて和歌を詠みあい、優劣を判定する遊戯です。かつて1500首の歌を判定した歌合が後鳥羽院によって開かれたことがありました。それに呼ばれて若手歌人の緊張はいかばかりだったでしょうか。 本
本 【狩りの使ひ・伊勢物語】斎宮との契りは夢とうつつの境を越えたのか 「伊勢物語』は味わいのある本ですね。在原業平らしき男が次々と活躍します。斎宮になった女との逢瀬はうまくいったのかどうか。結界を越えた愛情の表現は許されるのでしょうか。その結末を一緒に味わってください。 本
ノート 【逆算の発想】ピアニスト反田恭平の生き方には夢がある【音楽院設立】 今年のショパンコンクールで第2位を受賞した反田恭平さんを御存知ですか。つい先日、NHKでその時の様子を放送していました。彼の目標は日本に音楽院を設立することだそうです。コンクールにエントリーし、世界中の音楽家と知り合うのが目的でした。 ノート
ノート 【漂流日本】スローライフは可能なの?【どう生きればいいのか】 現代を一言で形容するとどの言葉が適当でしょうか。漂流日本と呼ばれることが多くなりました。どこへ向かって進んでいくのかよくわかりません。コロナ禍で非正規社員の雇い止めが進んでいます。この先どこへ向かうのか。誰にも見えなくなっているのです。 ノート
本 【尾崎放哉・海も暮れきる】俳人は孤独と戦った【咳をしても一人】 作家、吉村昭の『海も暮れきる』は自由律俳句の俳人、尾崎放哉の物語です。小豆島を訪れ、そこで死ぬまでの話です。荒れ果てた寺に住み着いた男がみた風景は、毎日穏やかな瀬戸内海の自然でした。そこで亡くなるまでの8カ月を過ごしたのです。 本
小論文 【小論文・安藤忠雄】真に自立するということの意味は【東大入学式】 建築家、安藤忠雄氏がかつて東大の入学式で式辞に話した言葉は今でも記憶に残っています。入学試験の小論文テーマに選ばれました。内容が濃く捉え方も様々です。親からの自立のためにどう生きていけばいいのか。学生に向けて真剣に問いかけたものです。 小論文
本 【泉鏡花・外科室】坂東玉三郎監督・吉永小百合主演の幻想世界【美】 泉鏡花は幻想的な作風の小説家として知られています。その彼の作品「外科室」が映画化されたのは今から20年前。女形として有名な坂東玉三郎が初めて監督をしました。主演は吉永小百合です。是非、特異な作品に触れてみてください。原作は青空文庫で読めます。 本
本 【浜松中納言物語】夢のお告げと生まれ変わりを信じた輪廻転生の物語 三島由紀夫が最後に書いた小説が『豊饒の海』です。この作品には輪廻転生の思想が色濃く反映されています。そのヒントを与えたのが中世の物語『浜松中納言物語』なのです。日本と中国を行き来する人間と夢の交感が最大のドラマです。是非味わってください。 本
学び これだけは絶対!志望理由書に愛をいっぱいつめて あなたは志望理由書に何を一番最初に書きますか。まず動機から。なぜ入学したいのか。次に何をここで学びたいのか。そして最後に将来の夢は何か。思いっきり、自分のことを書きましょう。愛をいっぱいつめて熱心にまとめれば、必ず相手の心に響くはずです。さあ、勇気を持って。 学び