今昔物語

【今昔物語・説話集】盗人さえも騙してしまった強心臓の男の話【傑作】

今昔物語はユニークな説話集です。たくさんの話が3部構成で語られています。今回は盗人を騙して、何もとられずに済んだという強心臓の男を題材にした噺です。どうやって泥棒を煙にまいたのか。その手口を一緒に考えていきましょう。

【つばめと女心】夫に死に別れた妻が再婚話に出した条件【俊頼髄脳】

源俊頼が書いた歌論書の中にでてくる話です。夫を亡くした娘のために父親が再婚を促します。しかし娘は他の男と結婚する気持ちにはなれませんでした。そこで家に巣を作った燕の雄を殺し、雌に赤い紐をつけて離します。さてその結果はどうなったのでしょうか

【絵仏師良秀】芸術至上主義者の辿る道には死の匂いが常に漂う

中世の古典には多くの味わい深い作品があります。それらをうまく使って作家たちは名作を書きました。芥川龍之介には『羅生門』『地獄変』などがあります。原作との違いを見ながら、内容をチェックしてみましょう。小説家の苦悩が理解できるはずです。