魔法のタンパク源
みなさん、こんにちは。
シニアブロガーのすい喬です。
身体の調子はいかがですか。
毎日、ぐっすりと眠れてますか。
なんといっても健康が一番。
いくら財産を残しても、足腰が動かなくなったのではどこにも行けませんしね。
日々を楽しく快適に過ごせるということが、シニアの大切な日課です。
それにはまず栄養の摂取です。
バランスよく食事をするということを心がけてください。
しかしすぐにサプリメントというのはどうも感心しません。
やっぱり毎日おいしく食べるものから取り入れていくというのが本来の生き方でしょう。
アクティブに活躍している人たちが一番大事にしている栄養源。
それはなんでしょう。
ズバリ、たんぱく質です。
たんぱく質が不足すると、シニアは筋肉が衰えるなどフレイルという状態に陥りやすく、運動・認知機能が低下します。
聞いたことがありますよね。
元気なシニアは毎日のように肉を食べています…。
体重1キログラム当たり少なくとも1グラム以上のたんぱく質の摂取が望ましいとされているのです。
つまり体重50キログラムの人ならば1日50グラム以上です。
100グラム当たりに含まれるたんぱく質は、例えば豚バラ肉で約14グラム、アジの開きだと20グラム前後しかありません。
肉を中心にとれといわれても、牛肉、豚肉、卵、ソーセージ、ハムなどからとれるタンパク質には飽和脂肪酸という脂質が多く含まれているというし…。
不安ですよね。
とりすぎると、悪玉コレステロールなど血中の脂質が高くなりやすく、動脈硬化の予防上好ましくないとされているのです。
シニアは今まで十分なたんぱく質を取っていなかったんじゃないのかな。
そんなことはありません。
日本には昔から畑のタンパク質と呼ばれる植物性タンパク質があったよという意見もあります。
大豆です。
その中で一番の食品が、納豆とお豆腐とお味噌。
大豆は畑のダイヤモンドです。
納豆、豆腐、お味噌に含まれる不飽和脂肪酸には、飽和脂肪酸とは逆に血中の脂質を低下させたり、血小板の凝集を抑えて血液の塊をできにくくするはたらきがあります。
これが日本人の健康を支えてきたんです。
しかし今はこれだけ食べていれば十分というほど摂取できていません。
そこへ登場してきたのがチーズというわけです。
健康にいい食品
シニアは今まであまりチーズを食べてこなかったみたいですね。
なんとなくあの匂いと形が、石鹸のかたまりを連想させたりして…。
大好きだという人にもたまに会いますけど、あれば食べるけど、無理してまではね、というパターンが多いようです。
しかしここへきて一気にその消費量が増えています。
2018年度(2018年4月~3月)のチーズ総消費量は前年比4.1%増の35万2930トンとなり、4年連続で過去最高を更新したのです。
昨年は大手メーカーがのきなみ価格改定を行ったものの、売れ続けてます。
健康にいいぞというマスコミの報道が追い風になったのは間違いありません。
ナチュラルチーズが健康効果に最適だというテレビ報道もよかったみたいです。
カマンベールチーズに認知症予防効果があるとか。
ブルーチーズで血管年齢若返り効果があるなどと、それぞれ特徴をうまく浸透させたのが抜群の宣伝効果をあげました。
家飲み需要もそれを後押ししたのはいうまでもありません。
ちょっとつまめるものとして、チーズが脚光を浴びたのです。
チーズの種類
いろんな種類がありますね。
スーパーに並んでいるのをみて、すぐにこれがそうかとわかるシニアはどれくらいいるのでしょうか。
簡単におさらいだけしておきましょう。
チーズは大きくナチュラルチーズとプロセスチーズに分けられます。
ナチュラルチーズは生乳を乳酸菌やカビで発酵させ、熟成させたものです。
熱処理を行わないので、乳酸菌を生きたままとり入れることができます。
ナチュラルというのは自然のままに乳酸菌も生きているという意味です。
そのまま置いておくと熟成しますよ。
ナチュラルチーズは原料の乳の種類や製造方法、乳酸菌やカビなどの微生物、生産地の風土などによって、形も風味も大きく変わるのが特徴です。
一方、プロセスチーズはスライスや6P、キャンディとかソーセージの形をしています。
ナチュラルチーズを加熱処理し、再び成形したものです。
加熱することにより保存性が高くなっています。
加熱しているため乳酸菌は死滅していて、それ以上熟成することはありません。
プロセスチーズは栄養価が高く味が一定なので、幅広い人が楽しめるチーズでもあります。
細かく分ければもっとたくさんありますけれど…。
ここではナチュラルチーズの代表的なものだけをとりあげてみましょう…。
白カビチーズ(カマンベール)
ウォッシュチーズ(エポワス)
シェーブルチーズ(クロタン・ド・シャヴィニョル)
青カビチーズ(ゴルゴンゾーラ)
セミハードチーズ(ゴーダ、チェダー)
ハードチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)
本当は1000種類もあるというとんでもない世界です。
ちょっとこだわり始めたら、ものすごいことになりそうですね。
でも面白そう。
あちらこちらに専門店がありますから、少しずつ試して味覚を鍛えるというのが一番いいかもしれません。
ぼくもやってみようかな。
チーズ料理
ここまでくると、どうしてもチーズを使った料理にトライしてみたくなりますね。
チーズフォンデュはどうでしょう。
チーズの国スイス、アルプスの山に囲まれた麓の家庭で愛されている郷土料理の一種です。
2~3種類のチーズにワインやレモン、数種類の香辛料を加えて作り、パンや野菜を鍋の中でトロトロに溶かしたチーズに絡めて食べます。
大人から子供にまで親しまれているお料理です。
簡単ですよね。
あちこちのお店で今までに何度もいただきました。
これは家で作るのも簡単。
問題はどの食材を使うかです。
チーズを選ぶときのポイントは、癖の少ないタイプのものと、あまりしつこくないタイプのチーズがおすすめ。
スイスではエメンタールチーズ、グリュイエールチーズで作るフォンデュが王道です。
ピザ用チーズでも可能ですし、最近ではチーズフォンデュ用のチーズも売られています。
具材は、フランスパン、ゆで野菜、ソーセージ、ハム、プチトマト、うずらの卵、ゆでた鶏肉、海老、ホタテ、きのこなど。
日本でいったらイメージはかなり違いますが、湯豆腐か串カツでしょうか。
これは喩えるのが無理だったかな…。
国が違えば料理も違うということですかね。
みんなでわいわい言いながら、チーズに具材をつけて楽しむ。
こうなるとワインがどうしても飲みたくなるな。
さてもう一つはこれは全く趣きが違って韓国料理。
タッカルビです。
「タッ」とは鶏肉のこと。
「カルビ」は骨付きあばら肉です。
大きな鍋や鉄板で、鶏肉とキャベツ・たまねぎ・さつまいもなどの野菜、トックなどを炒め、コチュジャン・粉唐辛子・砂糖・しょうゆなどで作った甘辛いたれで味つけしたもの。
辛そう。
パワーがつきそうですね。
具材を炒めた後に、登場するのがチーズです。
溶けるチーズをホットプレートの真ん中あたりにどんとならべて、後はしばらく加熱するだけ。
チーズが溶けてコチュジャンと粉唐辛子の味わいと混ざりおいしいこと、間違いなし。
辛みがチーズで少し柔らぐところがポイントでしょうか。
すごいスタミナ食ですね。
結論。
シニアはもっとタンパク質をたくさんとらなくちゃいけません。
年をとったらほんの少しのご飯に、一汁一菜なんていってたのは昔の話です。
肉もよし、チーズもよし。
それとおいしいワインも飲みたいですね。
お互いアクティブシニアとして元気に頑張りましょう。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。