離見の見

落語に関する入試問題でこれ以上の難問はない【精神分析医との比較】

かつて大学入試に落語の問題が出たことがあります。精神分析医との比較で、出題されました。大変な難問だと評判になったのです。噺家はどのような精神状態で落語を語るのか。精神分析医との比較で論述したきわめてユニークな評論からの問題でした。
ノート

【艶笑落語・疝気の虫】鉄板の爆笑ナンセンス噺で気分は明るく爽快に

艶笑落語の中でも名作の誉れ高い噺が「疝気の虫」です。今では誰も知らない疝気という病気がある虫によって引き起こされるというナンセンスな噺です。しかしお客様に楽しんでもらうためには、いくつかの仕草をきちんと演じなければならないのです。
ノート

【落語】人情噺・子別れはいつ聞いても泣ける究極の傑作

落語・子別れは親子の情の深さをこれでもかと描いた人情噺の傑作です。聞いているだけで、つい涙が出てしまいます。しかし噺家は泣いてはいけません。どこまでも離見の見の意識を持ち続け、冷静に登場人物を描き続けるのです。それが落語の難しさなのです。