重なる

【後に会はんと・大和物語】伊勢物語の最終章を髣髴とさせる人との別れ

『大和物語』と『伊勢物語』は日本を代表する歌物語です。しかしその性格はかなり異なります。書き方の違いや、所収されている歌の詠みぶりにもむ大きな違いがあります。それをじっくりと検証していきましょう。

【花は盛りに・徒然草】兼好法師の美意識は人の世の真実に重なる【反語】

『徒然草』は不思議な随筆です。普段、何気なく見過ごしていることにあらためて気づかされることが多いのです。何が本当に美しいのかということなど、考えてもいない時、ふっと兼好法師の言葉が浮かんできます。そこに大きな発見があるのです。