美しさ

【更級日記】神秘的な夜の山の美しさと少女の夢見がちな心の風景がみごと

『更級日記』の足柄山を読みましょう。菅原孝標女が父親と一緒に京都に戻ることになりました。 その時の喜びと戸惑いを実に見事に描写しています。彼女の持つ観察力の鋭さが文章の中ににじみ出ています。味わってみてください。
ノート

【能・羽衣】月へ帰るために羽衣を着て舞う天女の美しさに心がしびれる

能を実際に見る機会というのはあまりないものです。しかし能楽堂の静けさの中で鑑賞すると、その味わいは格別のものがあります。特に人気のある作品は見ておくべきですね。舞いの美しさは絶品です。面をつけて踊るときの様子を味わってください。
ノート

【沈黙する花】美しい花があるだけで花の美しさというものはない【死の予感】

映画監督、西川美和氏のエッセイから考えたことを文章にしました。花はいつも沈黙しています。しかしその存在感は非常に絶大なものです。なぜでしょうか。1つは枯れて腐っていくからです。死の匂いを放つ最強のアイテムなのです。

【倭建命・ヤマトタケル・古事記】大和の美しさを詠んだ辞世の歌が響く

『古事記』は日本最古の書物です。高校でも教科書に少しだけ載っています。今回はヤマトタケルが辞世の歌を詠んだ時の話を学びましょう。最も有名な歌の中には「まほろば」という美しい日本語が使われています。ぜひこの歌を覚えて下さい。

【美を求める心・小林秀雄】美しさがわかるとはどういう意味なのか

小林秀雄の評論はどれも難解です。けっして難しい言葉を使っているワケではありません。しかしその内容は実に深みがあり、含蓄に富んでいます。美しいとはどういうことなのか。それをじっくりと考えてみた文章です。味わってみてください。