「細雪・谷崎潤一郎」桜の放つ悠久への夢を非情の時が消し去ってゆく

谷崎潤一郎の『細雪』はよく源氏物語との類似性が指摘されます。長い小説の中に、人の持つ無常の悲しみが色濃くにじんでいるからです。大人のための小説といっていいのではないでしょうか。ぜひ四姉妹の生きざまを追いかけてみてください。

【桜が創った日本】視点を反転させてみたら桜が人間を操る構図が明らかに

日本の風土に桜の花は見事にマッチしていますね。しかしその品種の80%がソメイヨシノだというのも驚きです。第2次世界大戦の後、急激に増えました。接ぎ木や挿し木でないと、植えられないという厄介な品種なのです。なぜこんなにふえたのでしょうか。
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【能・道成寺】蛇体に宿った現世への執着が夕暮れの満開の桜に映える

能の演目の中でも「道成寺」は特別なものです。主役の1つが鐘です。100キロ近い鐘の中に入ったシテは、たった一人で鬼に変身しなくてはなりません。乱拍子と呼ばれる足さばきは、1人の能役者として生きていくための関門なのです。
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【あたま山】ナンセンス噺の最高峰といえば絶対これでしょ【超ド級】

あたま山という落語をご存知ですか。ここまでナンセンスでばかばかしい噺はそんなにはありません。あらすじを読んでみてください。自分の頭の上にできた池に飛び込んで死んじゃうのです。よくぞ人間は想像力を発揮するものです。1度聞いてみてくださいね。